妙見信仰系
みょうけんしんこう
- 信仰(仏教)
神社系統ランキング42位(171社)
系統説明
北極星を神格化した妙見菩薩に対する信仰を基にした神社の系統。妙見信仰は古代の北極星に対する信仰と中国の道教などが結びつき、仏教における天部の仏として日本に伝わった。日本では陰陽道とも習合している。北辰尊星王とも呼ばれる。
福島県相馬市相馬中村神社や福島県南相馬市の相馬太田神社などが有名。
祭神
祭神は天御中主神。
記紀に登場する天之御中主神は天の中央の主の神と解され、古代の北極星・北斗七星信仰との習合により、古神道においては天地万物を司る最高位の神、北斗七星の神と位置づけられた。このことから明治期の神仏分離では、北辰(北極星)を神格化した妙見菩薩は天御中主神に置き換えられた。
国常立大神や鳥取県に多くみられるスサノオを祭神とする神社もある。
系統分布
妙見信仰系は全国でみられる系統。主な同系統の神社名は「妙見」がある。
妙見信仰は高句麗や百済からの渡来人によって伝えられたとされ、当初は渡来人の多く住んでいた近畿地方で広がりをみせた後、渡来人の東国移住に伴い関東へも信仰が広がっていった。また北斗七星に破軍星と呼ばれる星があるため武家の信仰も厚く、各地に広がった武家により多くの地域へ勧請されていった。福島県には妙見菩薩を信仰し、相馬地方を支配した相馬氏の影響で妙見信仰系の神社が多く、相馬妙見三社など有名な神社も複数みられる。
妙見信仰
妙見信仰とは、記紀神話における天の中心の至高神という性格が、中国の道教などと習合した北極星信仰と結びつき、それが室町時代以降、日蓮宗において盛んになった妙見信仰と習合したものである。
妙見信仰は北極星や北斗七星を崇めるもので、北極星を最高神として神格化し、それが仏教の菩薩の称号を与えられて妙見菩薩と呼ばれるようになった。妙見菩薩のもつ全知全能の徳によって、衆生の苦しみが救われるとされる。
平安前期の桓武天皇の時代には、妙見信仰の行事「御燈」が宮中の年中行事に取り入れられている。天皇が北辰に対して灯火を奉る儀式は、北辰祭(妙見祭)として庶民の間に広まり盛んに行われるようになったが、生業をおろそかにし、男女の出会いと求愛のための歌垣の場へと発展したことから、風紀が乱れることを理由に朝廷は北辰祭を禁止したとの記録も残されている。平安後期には朝廷でも灯火は奉らず祓いのみを行い、この祓いも室町時代には行われなくなったといわれる。
主なご利益
- 健康長寿
- 無病息災
- 開運招福
妙見信仰系のご利益は妙見菩薩の影響が大きく、健康長寿や無病息災、開運招福のご利益がある。
有名神社
-
福島県相馬市中村字北町140・141
主な祭神天之御中主神
主な神社系統妙見信仰系
- 勝負
-
福島県相馬市中村北町101
主な祭神師常公
主な神社系統
同系統の主な神社
-
岩手県奥州市水沢区日高小路13
主な祭神天之御中主神
主な神社系統妙見信仰系
- 健康
- 厄除・開運
-
千葉県千葉市中央区院内一丁目16番1号
主な祭神北辰妙見尊星王(=天之御中主大神)
主な神社系統妙見信仰系
- 厄除・開運
-
北海道札幌市豊平区平岸2条18丁目1番1号
主な祭神天之御中主大神
主な神社系統妙見信仰系
- 健康
- 厄除・開運
-
宮城県遠田郡涌谷町涌谷字日向丁48
主な祭神天照皇大神 天御中主神
主な神社系統伊勢・神明系 妙見信仰系
- その他
- 仕事
- 健康
- 厄除・開運
-
千葉県君津市人見892番地
主な祭神天之御中主命 高皇産霊命 神皇産霊命
主な神社系統妙見信仰系
- 勝負
- 健康
- その他
- 仕事
