鹿島系
かしま
- 神社(分霊)
神社系統ランキング15位(994社)
系統説明
茨城県鹿嶋市の鹿島神宮を総本宮とする系統。
剣神・武神である武甕槌大神は、剣道や空手の道場にも香取系の祭神である経津主神と共にまつられていることが多く、「鹿島さま」や「鹿島大明神」(経津主神は香取大明神)とも呼ばれている。
祭神
祭神は武甕槌大神。別名の建御雷神や鹿島大神でまつられていることも多い。
香取系の祭神である経津主神は、武甕槌大神が使用した霊剣「布都御魂」の神格化ともいわれる。日本書紀の国譲りの説話においては共に活躍したとあり、一緒にまつられていることが多くみられる。
系統分布
鹿島系は全国でみられる系統。主な同系統の神社名は「鹿島」などがある。総本宮がある茨木県を中心に関東・東北に多く分布する。
武甕槌大神は元々、常総地方の土着神といわれている。平安後期の歴史書「大鏡」には、鹿島が古代の有力氏族・藤原氏の祖である藤原鎌足の出生地として記されており、藤原氏は古くから土着神の鹿島神を信仰していたとされる。平城京に藤原氏の氏社として創建した春日大社に鹿島神を勧請し、一族の氏神としたことで地方の土着神が中央と結びつき全国へと広まった。
鹿島信仰
鹿島信仰とは鹿島神宮を中心とする信仰のことである。明治以前に「神宮」の称号を用いることができたのは、伊勢・鹿島・香取の3社のみであった。古来、天皇や皇族に崇敬された鹿島・香取の両社は、平安時代に「神宮」の称号を得ており、延喜式神名帳にも神宮と記されている。
祭神の武甕槌大神は東征中に困難に陥った神武天皇を助け、その功を称えられこの地にまつられたとされ、利根川を挟んで香取神宮と対峙する位置に鎮座する。古代の利根川北側に広がっていた内海は「香取の海」と呼ばれ、外海ともつながる水上交通の要となる場所であったとされる。また香取の海周辺は大和朝廷の東国経営の拠点であり、陸奥国への要衝であったことから、鹿島・香取の両社は朝廷にとって重要な役割を果たしていたと考えられている。鹿島神宮の本殿は北向きになっているのが特徴で、北方鎮護の意味があるともいわれている。
江戸時代には、鹿島・香取に合わせて、茨城県神栖市の息栖神社に参拝する「東国三社参り」が流行した。3社は記紀神話において、葦原中国平定のために派遣された神をまつる神社で、東国三社巡りには霞ヶ浦や利根川の舟運を利用し大変な賑わいをみせ、伊勢参りに次ぐ人気があったともいわれる。関東以北の人々が伊勢参りの後、3社に参拝する、禊の「下三宮巡り」と呼ばれる風習も生まれた。
主なご利益
- 必勝祈願
- 五穀豊穣
- 国家守護
鹿島系の祭神である武甕槌大神は、香取系と同様に武神・軍神として武芸の上達や、国土平定に活躍した勝利のイメージからスポーツなどの必勝祈願のご利益がある。
建御雷神とも表記される武甕槌大神は雷神の神格をもち、雷神は農業神としての性格ももつことから五穀豊穣のご利益もある。また鹿島神宮には古くから要石と呼ばれる石があり、これは地中に潜み地震を起こす大鯰を要石で抑えていると伝えられている。武甕槌大神が要石で頭を抑え地震を鎮めたとの信仰から、災難除けや国家守護のご利益がある。
総本社
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茨城県鹿嶋市宮中2306番地1
主な祭神武甕槌大神
主な神社系統鹿島系
- その他
- 勝負
- 仕事
- 安全
- 子供
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同系統の主な神社
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滋賀県草津市草津4-1-3
主な祭神武甕槌命
主な神社系統鹿島系
- 厄除・開運
- 安全
- 仕事
- 家庭
- 子供
- その他
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秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢97
主な祭神瓊瓊杵命 武甕槌命
主な神社系統鹿島系
- その他
- 勝負
- 仕事
- 安全
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宮城県加美郡色麻町四釜字町3
主な祭神五十孟神 経津主神 武甕槌神 大日靈命 火産霊神
主な神社系統香取系 鹿島系 伊勢・神明系 愛宕・秋葉系
- 勝負
- 厄除・開運
- 仕事
- その他
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栃木県鹿沼市入粟野尾鑿713
主な祭神天御中主神 月読命 建御雷之男神
主な神社系統月読系 鹿島系
- 家庭
- 仕事
- 健康
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福島県郡山市喜久田町堀之内字宮19-1
主な祭神武御雷之男神
主な神社系統鹿島系
- 勝負
- 仕事
- その他
