住吉三神
すみよしさんじん
伊弉諾尊の禊によって生まれた三柱の総称。黄泉国から逃げ帰った伊弉諾尊が、穢れを祓うため水に身を沈め禊を行った際、水の底で底筒男命、水の中ほどで中筒男命、水の上で表筒男命が生まれている。同時に生まれた底津少童命、中津少童命、表津少童命の三柱と対を成す。 神功皇后の説話にもみられ、三神の神託を疑った第14代仲哀天皇は祟り殺され、三神に従った皇后は天皇に代わり新羅討伐を行い、新羅を含む三韓を戦うことなく服属させた。航海の神とされる他、祓いの神、農耕神、現人神、和歌の神など様々な神徳を合せもつことで庶民にも信仰が広まり、幅広い崇敬を集めている。 住吉三神をまつる住吉神社は全国で約2300社余といわれる。これら住吉神社の総本社である大阪市住吉区の住吉大社、三韓征伐の際にまつったことを起源とする山口県下関市の住吉神社、始源の神社とされ「日本第一住吉宮」と古書に記される福岡市博多区の住吉神社を日本三大住吉としている。
