ヒルコ 神社の神様 - 神社ファン

ヒルコ

ひるこ

  • 神話・伝説
  • 不明
ヒルコ

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ヒルコ

玉蘭斎貞秀(神佛図會)

ヒルコ

音川安親(万物雛形画譜)

祭神ランキング61位

ヒルコとは?

ヒルコは記紀神話に登場する神である。イザナギとイザナミの最初の子であり、水蛭子、蛭子神、蛭子命のほか、蛭児などの異名もある。古事記においては国産みの際、女神であるイザナミが先に声をかけてしまったことで上手く産むことができず、葦の舟に入れられオノゴロ島から流されてしまう。次に生まれたアハシマと共に、2神の子の数には入れないと記されている。古事記にはイザナギ、イザナミの言葉として「わが生める子良くあらず」とあり、後世の解釈では水蛭子の名から手足が異形であったか、胞状奇胎と呼ばれる形を成さない胎児の様相だったのではないかと言われている。日本書紀においては三貴子の前に産まれた神とされ、必ずしも最初に生まれる神ではない。古事記同様ヒルコが完全な姿でなかったため天磐櫲樟船に乗せて流したと記されている。ヒルコが流れ着いた先の伝説は全国各地に分布しており、源平盛衰記では摂津国に流れ着いて海を領する神となり、夷三郎殿として西宮に現れたとされている。日本沿岸の地域では、漂着物をえびす神として信仰するところが多い。これらの逸話からこの2神は同一視されるようになり、蛭子と書いてえびすと読むこともある。よって、ヒルコのご利益は大漁祈願、海上安全、商売繁盛、五穀豊穣などとされる。 ヒルコを祀る神社は全国各地に存在し、総本山とされるのは西宮神社(兵庫県西宮市)である。

出典文献

古事記

日本書紀

先代旧事本紀

神格

海の神 豊漁の神 商売の神 農業の神

ご神徳

大漁祈願 海上安全 商売繁盛 五穀豊穣

別称・異称

水蛭子

ひるこ

古事記/先代旧事本紀

蛭児

ひるこ

日本書紀/先代旧事本紀

御子蛭児神

みこひるこのかみ

その他

蛭子

ひるこ

その他

同一とされる神様

エビス   コトシロヌシ  

祀られている主な神社

越木岩神社
(兵庫県西宮市甑岩町5−4)
須部神社
(福井県若狭町末野36-11)
西宮神社
(長野県長野市大字長野岩石町257)
八劔社
(愛知県天白区野並3-239)
別小江神社
(愛知県北区安井四丁目14番14号)