キビツヒコ
きびつひこ
- 神話・伝説
- 男神・男性

国文学研究資料館(日本百将伝 - 歌川国芳 CC BY-SA 4.0)

玉蘭斎貞秀(神佛図會)
祭神ランキング110位
キビツヒコとは?
キビツヒコは記紀神話などに登場する男神。大吉備津日子命とも呼ばれるが、初めの名として彦五十狭芹彦命、比古伊佐勢理毘古命などの表記がある。第7代孝霊天皇と倭国香媛の子。崇神天皇の治世において、国家平定のために各地に派遣された「四道将軍」の1人。天皇の命を受け西道(後の山陽道)に向かい、弟の稚武彦命と共に吉備国(岡山県)を平定。この地で繁栄した吉備氏はその子孫とされる。岡山県を中心に知られる伝説に、地域で悪行を働き人々を苦しめる温羅という名の鬼を、キビツヒコと3人の家来が討ち果たしたというものがあり、この伝説が昔話「桃太郎」のモデルになったといわれている。温羅については製鉄技術をもたらした渡来人との説があり、大和朝廷が吉備国を制圧したことによって「鬼」とされたとの見方もある。キビツヒコは中世にこの地域の武士から崇敬を集めた軍神であり、長寿の神としても信仰を集め、産業興隆、家内安全、厄除け、病気平癒、子育てなどのご利益がある。 キビツヒコが主祭神としてまつられている吉備津神社は、キビツヒコをこの地域の祖神とする吉備津彦信仰の神社で、元は吉備国の総鎮守であったが、備中・備前・備後の3国に分かれた際に分霊された。
出典文献
古事記
日本書紀
先代旧事本紀
続日本後紀
延喜式
神格
ご神徳
別称・異称
大吉備津日子命おおきびつひこのみこと
古事記
比古伊佐勢理毘古命ひこいさせりびこのみこと
古事記
吉備津彦命きびつひこのみこと
日本書紀/先代旧事本紀/続日本後紀
五十狭芹彦命いさせりひこのみこと
日本書紀
彦五十狭芹彦命ひこいさせりひこのみこと
日本書紀/先代旧事本紀
吉備津彦神きびつひこのかみ
延喜式
吉備津彦五十狭芹命きびつひこいさせりのみこと
新撰姓氏録
神様グループ
祀られている主な神社
吉備津神社
(岡山県北区吉備津931)
吉備津神社
(広島県福山市新市町大字宮内字上市400番地 )
吉備津彦神社
(岡山県北区一宮1043)
田村神社
(香川県高松市一宮町286)
三瀬谷神社
(三重県大台町佐原439)
