アメノワカヒコ 神社の神様 - 神社ファン

アメノワカヒコ

あめのわかひこ

  • 神話・伝説
  • 男神・男性

祭神ランキング213位

アメノワカヒコとは?

アメノワカヒコは記紀神話などに登場する男神。天津国玉神の子。葦原中国を平定するに当たって、3年経っても戻らない天之菩卑能命の代わりとして派遣された。しかし大国主神の娘・下照比売と結婚し葦原中国を得ようと企んだアメノワカヒコは、8年たっても高天原に戻らなかった。天照大御神と高御産巣日神は雉を遣して戻ってこない理由をアメノワカヒコに尋ねさせたが、その声を聴いた天佐具売が、雉は不吉な鳥だから射殺すようにと勧めた。アメノワカヒコは勧め通りにタカミムスビから与えられた弓矢で雉を射抜いたが、その矢は高天原まで飛んで行き、その矢を手にしたタカミムスビは、「アメノワカヒコに邪心があるならばこの矢に当たるように」と誓約をして下界に落した。矢は寝所で寝ていたアメノワカヒコの胸に刺さり、彼は死んでしまった。 下照比売との恋に溺れて使命を放棄し、その罪によって亡くなるという悲劇的かつ反逆的な神として、民間では人気があった。平安時代の『うつほ物語』、『狭衣物語』などでは天若御子の名で、室町時代の『御伽草子』に収録されている『天稚彦草子』では天稚彦の名で登場し、いずれも美男子として描かれている。穀物神として祀られていることが多く、農業守護・産業振興などの御神徳がある。 京都府南丹市の天稚神社、奈良県御所市の高鴨神社をはじめ、西日本を中心に10ヶ所ほどの神社に御祭神として祀られている。

出典文献

古事記

日本書紀

先代旧事本紀

摂津国風土記 逸文

延喜式

神格

穀物の神

ご神徳

産業振興 農業守護

別称・異称

天若日子

あめのわかひこ

古事記

天稚彦

あめのわかひこ

日本書紀/先代旧事本紀/摂津国風土記 逸文

天若日子神

あめのわかひこのかみ

延喜式

祀られている主な神社

上神神社
(岐阜県美濃市笠神588・589番地)
波波伎神社
(鳥取県倉吉市福庭654番)
岩上神社
(福井県若狭町兼田13-1)
岩上神社
(福井県若狭町天徳寺40-1)
御嵜神社
(山梨県北杜市明野町浅尾二二二一)