下宮(御炊宮) | 宇佐神宮 - 神社ファン

有名度

関脇

宇佐神宮

うさじんぐう

大分県宇佐市大字南宇佐2859

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下宮(御炊宮)

更新日:2026年8月9日

上宮とともに参拝したい宇佐神宮のもう一つの神域

宇佐神宮は、上宮と下宮の二つの神域で構成される全国でも珍しい神社です。古代には、伊勢神宮の内宮と外宮が「二所宗廟」と称されたように、宇佐神宮も上宮と下宮の両方を参拝することが大切とされてきました。上宮から約200m下った場所に鎮座する下宮は、弘仁年間(810年代)に嵯峨天皇の勅願によって創建されたと伝えられています。
下宮(御炊宮)
下宮は神前へ供える御饌(みけ)を司る神域であることから、「御炊宮(みけみや)」とも呼ばれています。五穀豊穣や農業、漁業をはじめとする産業の発展を見守る神様として信仰され、国家鎮護の性格が強い上宮に対して、下宮は古くから人々の暮らしに寄り添う神様として親しまれてきました。一説には、かつて上宮は身分の高い人しか参拝できなかったため、庶民は下宮へ参拝したことから「民衆の神様」として崇敬されるようになったとも伝えられています。

下宮 一之御殿

一之御殿には、上宮と同じく八幡大神(応神天皇)が祀られています。さらに相殿には、宇佐神宮初代大宮司とされる大神比義命(おおがのひぎのみこと)が祀られているのが下宮ならではの特徴です。宇佐神宮の祭祀の礎を築いた人物として現在も篤く崇敬されています。
下宮 一之御殿
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下宮 二之御殿

二之御殿には、上宮と同じく比売大神(宗像三女神)が祀られています。下宮には上宮のような南中楼門がないため、本殿をより近く感じながら参拝できるのも特徴です。静かな雰囲気の中で、ゆっくりと御祭神へ手を合わせることができます。
下宮 二之御殿

下宮 三之御殿

三之御殿には、上宮と同じく神功皇后が祀られています。八幡大神・比売大神とともに宇佐神宮の三柱の御祭神を祀ることで、上宮と下宮は一体の神域を構成しています。そのため、下宮でも三柱すべてに参拝することが大切とされています。
下宮 三之御殿

上宮とは異なる下宮の本殿

下宮の本殿は、通常は近くで拝観することはできませんが、横からその姿を少し見ることができます。上宮の本殿が前殿と後殿を前後に連結した「八幡造」であるのに対し、下宮の本殿は単棟の造りとなっており、建築様式にも違いがあります。上宮と下宮を見比べながら参拝すると、それぞれの特色をより深く知ることができます。
下宮の本殿

下宮参らにゃ片参り

宇佐神宮には、古くから「下宮参らにゃ片参り」という言葉が伝えられています。これは、上宮だけを参拝して帰るのでは片参りとなり、下宮までお参りして初めて正式な宇佐参りになるという考え方です。
そのため、多くの参拝者は上宮を参拝した後に下宮へ向かい、三柱の御祭神へ改めて感謝を伝えています。下宮でも参拝方法は上宮と同じく二礼四拍手一礼で、一之御殿から三之御殿の順に参拝するのが一般的です。
宇佐神宮を訪れた際は、上宮→若宮神社→下宮の順に巡ると効率よく参拝できます。宇佐神宮ならではの伝統に触れるためにも、ぜひ上宮と下宮の両方を参拝してみてください。

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