手水舎・産土石 | 宮地嶽神社 - 神社ファン

有名度

関脇

宮地嶽神社

みやじだけじんじゃ

福岡県福津市宮司元町7-1

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手水舎・産土石

更新日:2026年10月25日

滝のような手水舎

宮地嶽神社の手水舎は、一般的な神社の手水舎とは少し違った、現代的で華やかな姿をしています。現在の手水舎へと生まれ変わったのは2022年1月1日のことです。
手水舎 全体
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮地嶽神社では2020年から通常の手水舎の利用を中止しました。その代わりに水盤へ季節の花を浮かべ、「花手水」として参拝者に楽しんでもらう取り組みを始めます。その後、参拝者が直接水に触れることなく手を清められる新しい形の手水舎として改修されたのが現在の姿です。
手水舎の水が流れるパネル
水盤の上には、屋根から水盤まで高さ約2メートル、横約1メートルの透明なアクアパネルが設置されています。パネルの表面を絶え間なく水が流れ落ちることで、小さな滝のような風景が作り出されています。
ただし、このパネルを流れる水で直接手を清めるわけではありません。手水舎には自動水栓が設置されており、流れ落ちる水を眺め、その音を聞きながら手を清める仕組みになっています。水を目で見て、音を耳で聞くことで、参拝前に心まで清めてもらいたいという思いも込められています。
手水舎に置かれた花手水
水盤には季節に合わせた花々が飾られ、花手水としても楽しむことができます。紫陽花をはじめ、その時期に合わせてさまざまな花が用いられており、季節によって雰囲気が変わるのも魅力です。宮地嶽神社では現在も一年を通して花を入れ替えており、参拝する時期によって異なる花手水を見ることができます。
夜にはライトアップも行われ、水の流れと花々が昼間とは違った幻想的な雰囲気を作り出します。水の流れ、音、季節の花を組み合わせた、宮地嶽神社ならではの手水舎です。
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産土石

手水舎に向かって右手には、「産土石(うぶすな石)」と呼ばれるたくさんの石が置かれています。
産土石は、もともと安産祈願に使われてきた石です。子を授かった人が「赤ちゃんが無事に生まれますように」「生まれた子が健康に成長しますように」と願いを込めて石をひとつ持ち帰ります。そして無事に出産を迎え、願いがかなうと、その石を再び宮地嶽神社へ返します。
返された石はそれで役目を終えるわけではありません。今度は別の人がその石を持ち帰り、同じように願いを託します。そして願いがかなえば、また神社へ戻されます。
こうして産土石は、一人のためだけの祈願石ではなく、何代にもわたって人から人へと受け継がれてきました。宮地嶽神社でも、願いがかなって戻ってきた石だからこそ「運の良い石」と考えられてきたことを紹介しています。何度も持ち帰られ、そのたびに無事に神社へ戻ってきた石には、それだけ多くの人々の願いと喜びが重なっていることになります。
産土石
宮地嶽神社の御祭神である神功皇后は、身重のまま三韓征伐へ向かい、帰国後に応神天皇を出産したという伝承から、安産や子育てに関わる信仰とも深い神様です。安産を願って産土石を持ち帰る風習も、宮地嶽神社の御祭神とよく調和したものとなっています。
また、産土石は現在では安産祈願だけに限られていません。宮地嶽神社によると、さまざまな願い事を託して石を持ち帰る人もいるそうです。
願いを込めて持ち帰り、願いがかなったら神社へ返す。そして戻ってきた石に、また別の誰かが願いを託す。手水舎の脇に何気なく並んでいるように見える産土石ですが、一つひとつがこうして何代にもわたり人々の願いを受け継いできた、宮地嶽神社ならではの縁起の良い石です。

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