有名度
小結香椎宮
かしいぐう
福岡県福岡市東区香椎4-16-1
行啓記念碑・戦艦摂津の大砲
更新日:2026年7月28日
貞明皇后ゆかりの歴史を伝える記念碑
香椎宮の境内には、大正天皇の皇后であった貞明皇后(ていめいこうごう)の行啓を記念した石碑が建てられています。「行啓(ぎょうけい)」とは、皇后や皇太子など皇族が外出することを意味する言葉で、この記念碑は貞明皇后が香椎宮を参詣したことを後世へ伝えるために建立されました。香椎宮と皇室との深いつながりを今に伝える貴重な史跡です。大正10(1921)年、病により公務が難しかった大正天皇に代わり、皇太子であった後の昭和天皇が国際親善を目的としてヨーロッパ5か国を訪問することになりました。出発に際し、貞明皇后は香椎宮へ使者を送り、皇太子の航海安全と訪欧の成功を祈願しました。そして、皇太子が無事に帰国したことへの感謝を伝えるため、翌大正11(1922)年に自ら香椎宮へ参拝しています。
この行啓の際に御召船として使用されたのが、戦艦「攝津(せっつ)」です。貞明皇后は、軍艦から取り外された12センチ副砲の払い下げを受け、それを香椎宮へ奉納しました。現在もその副砲は拝殿の横に展示されており、自由に見学することができます。
神社の境内で実際の戦艦の副砲を目にできる場所は珍しく、皇室ゆかりの歴史と近代日本の海軍史をあわせて伝える貴重な文化遺産となっています。行啓記念碑とともに見学すれば、香椎宮と皇室との深い関わりをより身近に感じることができるでしょう。
ぱちょぴ (Wikipedia CC 表示-継承 3.0)この記事を0人の方がいいねといっています
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