香椎造の社殿 | 香椎宮 - 神社ファン

有名度

小結

香椎宮

かしいぐう

福岡県福岡市東区香椎4-16-1

😞 🙁 😐 🙂 😄

香椎造の社殿

更新日:2026年7月28日

社殿へ続く中門

御神木・綾杉の前にある石段を上ると、中門が参拝者を迎えます。この中門をくぐると、香椎宮の中心となる幣殿・拝殿・本殿が一直線に並び、朱塗りの美しい社殿群が姿を現します。
中門
現在の中門は明治31年(1898)頃に再建されたもので、香椎宮の神域へ入る重要な門です。門越しに望む朱塗りの社殿は美しく、参拝前にぜひ足を止めて眺めたい見どころの一つとなっています。

朱塗りが美しい幣殿と拝殿

中門の先には、鮮やかな朱塗りの幣殿と拝殿があります。一般的な神社では参拝する建物を「拝殿」と呼びますが、香椎宮では古くから勅使が幣帛(へいはく)を奉る場所であったことから、「幣殿」の名称が現在まで受け継がれています。勅祭社として朝廷から厚く崇敬されてきた香椎宮ならではの特徴です。
拝殿と幣殿と本殿
幣殿の左右には透塀が伸び、本殿を囲むように配置されています。その手前に建つ拝殿には「香椎宮」の扁額が掲げられ、多くの参拝者がここで祈りを捧げます。現在の幣殿・拝殿は中門と同じく明治31年(1898)頃の再建と伝えられ、朱塗りの社殿が一体となって優美な景観をつくり出しています。
拝殿と幣殿 正面
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日本唯一の香椎造本殿

鮮やかな朱塗りの本殿は、神功皇后が仲哀天皇の御霊を祀るために創建した社殿を起源と伝えています。現在の本殿は享和元年(1801)に福岡藩第10代藩主・黒田斉清によって再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
本殿屋根
最大の特徴は、日本で唯一「香椎造」と呼ばれる独自の建築様式です。入母屋造平入に切妻屋根を巧みに組み合わせ、正面には大千鳥破風、左右には車寄せを備えるなど、複雑で優美な構造は他の神社ではほとんど見ることができません。その独創性から、この建築様式自体が「香椎造」と呼ばれています。
本殿
屋根は桧皮葺で、頂部は黒漆塗りの銅板製箱棟で覆われています。両端には菊花紋をあしらった鬼板が取り付けられ、朱漆を基調とした社殿には、蔀戸の緑青や車寄せの木階の黒漆など、細部まで美しい彩色が施されています。
本殿 裏側
また、本殿裏側にも賽銭箱が設けられており、正面とは異なる角度から参拝することができます。裏側からは香椎造ならではの複雑な屋根や建築美を間近に眺められるため、拝殿で参拝した後はぜひ本殿の周囲も巡ってみてください。

御祭神・ご利益

香椎宮には、主祭神として第14代・仲哀天皇と皇后である神功皇后、配祀神として第15代・応神天皇と住吉大神が祀られています。創建当初は「香椎廟(かしいびょう)」と呼ばれる霊廟として発展した歴史を持ち、現在も仲哀天皇と神功皇后を祀る全国でも由緒ある神社として崇敬を集めています。
仲哀天皇と神功皇后は夫婦神として信仰されることから家運隆昌や夫婦円満、家庭円満のご利益で知られています。また、神功皇后は安産や子育ての守護神としても広く信仰され、応神天皇や住吉大神をあわせて祀ることから、厄除開運や交通安全、海上安全など幅広いご利益があると伝えられています。歴史ある社殿とともに御祭神にも思いを寄せながら参拝すると、香椎宮の魅力をより深く感じることができます。
御祭神の絵

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