有名度
関脇宗像大社 辺津宮
むなかたたいしゃ へつぐう
福岡県宗像市田島2331
境外社 浜宮社
更新日:2025年7月19日
古くから祭場が設けられた神聖な場所
浜宮社は宗像大社辺津宮から約3キロ離れた宗像市の住宅街に鎮座しています。宗像大社の境外社であり、緑に囲まれた一角に石祠がお祀りされています。かつては仮設の祭場が設けられた神聖な場所で、その際に木の皮を使用して屋根を葺いたことから「木皮社」とも呼ばれていました。毎年5月5日には五月宮と共に五月・浜宮祭が斎行されます。
浜宮貝塚
浜宮社は、境内全体が貝塚であるとても珍しい神社です。考古学的にも貴重な貝塚で「浜宮貝塚」として知られています。考古学的調査により、この貝塚は古墳時代中~後期に形成されたものであり、沖ノ島祭祀と同時期の海村集落の跡であることが明らかになりました。このことから、世界遺産との関連が想定される重要な遺跡とされています。五月・浜宮祭
五月・浜宮祭は毎年5月5日に浜宮と五月宮で行われる、稲の成長を予祝する神事です。最初に浜宮で祭事が行われ、続いて五月宮へと移動して儀式が執り行われます。五月宮は大きな榊の木を御依代とする神籬祭場であり、お社はありません。この祭事は本来、端午節句の祝祭だったと言われています。今から600年前の祭事記録によると、この祭りでは田植神事・田楽に加え、京風の競馬・流鏑馬・真弓(歩射)なども行われ、秋の「放生会」に対して「五月会大神事」と呼ばれるほどの賑わいを見せていました。
当時は江口浜の海上に「浮殿造り」の「濱殿」という御旅所が設けられ、田島宮(現在の辺津宮)から宗像の神々が神輿で御神幸していました。現在の浜宮と五月宮はいずれもこの「濱殿」が置かれていた地とされています。
宗像大宮司家の断絶等により、江戸期には中絶しましたが、1963年(昭和38年)に約300年ぶりに復活し、現在まで続いています。
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