有名度
関脇高良大社
こうらたいしゃ
福岡県久留米市御井町1番
御手洗池
更新日:2026年7月24日
高良の神が身を清めたと伝わる神聖な放生池
石造大鳥居をくぐって参道を進むと、左手に広がるのが御手洗池(みたらいいけ)です。高良の神がこの池で手を洗い身を清めたという伝承が残る、高良大社ゆかりの放生池として知られています。現在も池には色とりどりの鯉が泳ぎ、参拝客が餌を与えながらゆったりと眺める姿も見られるなど、境内でも穏やかな時間が流れる場所です。
江戸時代の姿を今に伝える県指定文化財「御手洗橋」
池に架かる石造の御手洗橋は、高良大社を代表する景観の一つです。『筑後国続風土記』には安永元年(1772)に橋が完成したことが記されていますが、現在の橋は袖高欄に刻まれた銘から、享和3年(1803)に架け替えられたものと考えられています。橋は長さ約10m、幅約4mの堂々とした石橋で、擬宝珠柱には久留米藩御用鋳物師・植木家が製作した金銅製の擬宝珠が取り付けられています。建立年代が明確で保存状態も良好なことから、福岡県指定有形文化財に指定されています。
かつて放生池は水が澄み、夏には蛍が飛び交う美しい池だったと伝えられ、御手洗橋は「みだれ橋」の別名でも親しまれてきました。春の新緑や秋の紅葉が池の水面に映り込む景色は美しく、高良大社を代表する撮影スポットの一つとなっています。

池に浮かぶように鎮座する厳島神社
池の中央付近には、高良大社の境外末社である厳島神社が静かに鎮座しています。祭神は市杵島姫命。水辺にたたずむ小さな社殿は周囲の景観と美しく調和し、御手洗池の神聖な雰囲気をより一層引き立てています。高良大社へ向かう途中に立ち寄れば、高良の神々にまつわる伝承と江戸時代から受け継がれてきた文化財を一度に楽しめる、見逃せない見どころです。

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