有名度
小結由加神社本宮
ゆがじんじゃほんぐう
岡山県倉敷市児島由加2852
厄除けの総本山で有名
更新日:2026年9月12日
日本三大権現のひとつ
日本三大権現の一つに挙げられる由加神社本宮(ゆがじんじゃほんぐう)は、神仏習合の時代には「瑜伽大権現(ゆがだいごんげん)」と呼ばれ、厄除けの総本山として信仰を集めてきました。

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厄除けで人気の秘密
由加神社本宮がいつごろ創建されたのか、はっきりしたことはわかっていません。由加神社本宮が鎮座する由加山では、大変古い時代から巨岩を御神体とする磐座信仰(いわくらしんこう)が行われていたと伝えられています。天平5年(733)には僧侶の行基(ぎょうき)が十一面観音を祀り、神仏習合の霊山として信仰されるようになりました。
由加山は熊野信仰とも深い関わりがあります。伝承では、役行者が伊豆へ流された際、5人の高弟が紀州熊野権現の御神体を守護して児島へ逃れ、役行者が赦免された大宝元年(701)に現在の熊野神社へ遷座したとされています。
さらに天平宝字5年(761)には、木見に新宮、山村に由伽寺と那智宮が設けられ、紀州熊野になぞらえた「新熊野三山」が形成されたと伝えられています。この那智宮が現在の蓮台寺・由加神社につながるとされ、由加山には熊野信仰の歴史も残されています。
その後、由加山は朝廷や武家からも信仰され、江戸時代には備前藩主池田家の祈願所として栄えました。現在の由加神社本宮は、神社本庁に属さない単立神社です。

一般的に仏教では「厄除け」、神道では「厄払い」という言葉が使われますが、現在ではその違いは必ずしも明確ではありません。神仏習合の歴史を持ち、現在も御祭神と本地仏を祀る由加神社本宮では、厄除けと厄払いの双方の信仰が受け継がれています。

ゆがさん・こんぴらさん両参り
由加神社本宮は、香川県の金刀比羅宮とあわせて参拝する「ゆが・こんぴら両参り」でも知られています。この風習は江戸時代から盛んになりました。各地から金刀比羅宮を目指す旅人が、途中の由加山で厄除けや交通・旅行安全を祈願してから金刀比羅宮へ向かい、両方を参拝すると多くのご利益をいただけるとして信仰を集めました。塩原太助や十返舎一九も両参りをしたと伝えられています。

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