境外摂社 命主社 | 出雲大社 - 神社ファン

有名度

横綱

出雲大社

いずもたいしゃ

島根県出雲市大社町杵築東195番地

境外摂社 命主社

更新日:2025年7月2日

大国主大神の命を救った神を祀る「命主社」

出雲大社境内から東に5分ほど歩いた先、旧神職の住宅が並ぶ社家通りから少し山手に入った場所には命主社(いのちのぬしのやしろ)が鎮座しています。
ムクノキと命主社
正式名称は神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)であり、出雲大社の境外摂社になります。建物の構造は桁行二間、梁間正面一間、背面二間、切妻造、妻入で屋根は柿葺です。正面には桁行一間、梁間一間、切妻造、妻入の階隠が設けられており、2010年には県の有形文化財に指定されました。
命主社 社殿
お社の前には、樹齢1000年と伝わるムクノキがそびえ立っています。高さは17メートル、太さ4メートル、根本まわりが12メートルもある巨大な大樹です。1976年には島根県の名樹に指定され、1991年には旧大社町天然記念物(現在は出雲市指定天然記念物)に指定された名木になります。その力強い姿から、パワースポットとしても知られています。
樹齢1000年と伝わるムクノキ
命主社のご祭神は、神産巣日大神(かみむすひのおおかみ)です。天地開闢の時に出現した造化3神の1柱になります。大国主大神が兄の八十神たちによって大火傷を負わされた際に、蚶貝比売命と蛤貝比売命の2神を遣わすなど、大国主大神が生死の境をさまよった時には何度も手を差し伸べました。国造りの大事業を護り、大国主大神の恩人とも言える神さまです。出雲大社にある数多くの摂末社中でも、特に尊ばれています。
また命主社は巨大な岩の前に建てられており、かつての磐座がやがて神社として祀られるようになったと考えられています。1667年の遷座の際にその巨大岩を石材として切り出したところ、下から銅戈や勾玉が発見されました。現在、これらの発掘物は神祜殿で拝観できます。
命主社 後方の遺跡

真名井の清水

命主社からさらに東へ5分ほど歩いた先には、真名井の清水があります。古くから湧き出る清水であり、出雲大社の神事にも使用されてきました。島根の名水百選に選ばれており、遠方からもこの清水を求め訪れる人も多いと言われています。
真名井の清水
お祀りされているのは彌都波能賣神(みつはのめのかみ)です。伊邪那美命が迦具土神を生み陰部に火傷を負った際、その尿から生まれた神です。水の神として信仰されています。
また出雲大社の古伝新嘗祭では、この真名井の清水の小石を用いて、歯固めの神事が行われます。
真名井の清水 お水を頂ける場所

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