大社造と切妻造の折衷した建築様式の拝殿 | 出雲大社 - 神社ファン

有名度

横綱

出雲大社

いずもたいしゃ

島根県出雲市大社町杵築東195番地

大社造と切妻造の折衷した建築様式の拝殿

更新日:2025年7月2日

木造建築として屈指の規模を誇る新拝殿

四の鳥居をくぐった先、目の前に建つのは拝殿です。平成の大遷宮にて御本殿が修造されていた期間、大国主大神が祀られていたことから御仮殿とも呼ばれていました。
拝殿 正面全体
出雲大社の注連縄は神楽殿が有名ですが、拝殿入口にも長さ6.5メートル、重さ1トンにも及ぶ大注連縄が張られており、参拝者の目を引き付けています。参拝者の祈祷をはじめ、古伝新嘗祭等のお祭りなど様々な奉納行事が、こちらの拝殿で行われます。
拝殿 注連縄
現在の拝殿は、1959年に建てられました。以前の拝殿は1519年の室町時代に、尼子経久が造営したと伝わります。名工の坪井大隅守が、華や青龍、松竹梅など豪華絢爛に仕上げており、その姿は高く評価されていました。残念ながら1953年に起こった火災により、拝殿をはじめ鑽火殿(さんかでん)や庁舎(ちょうのや)などが焼失したと言われています。当時は72年ぶりの御本殿への正遷宮奉祝期間中であり、原因は残り火の不始末でした。
拝殿と本殿
その後、高松宮宣仁親王を総裁とし、1959年に総工費1億1千万円をかけ新拝殿が竣功しました。設計は神社建築学の権威である福山敏男博士によるものです。また工事については、桃山時代から棟梁の家として続く伊藤平左衛門氏が請け負いました。建坪485.10平方メ-トル、高さは12.9メ-トル、木曾檜材を建材とした木造建築で、屋根は銅板で葺かれています。大社造と切妻造の折衷した建築様式が特徴のひとつです。
拝殿をささえる宇豆柱(うづばしら)の礎石は、愛知県の岡崎石が使用されており、重量は13トンにも及ぶと言われています。拝殿の錺金具についても、東京芸術大学の山脇洋三、若林作司両教授が設計されたものです。
拝殿 斜め横

2礼4拍手1礼

出雲大社の参拝の特徴は「2礼4拍手1礼」です。通常は「2礼2拍手1礼」ですが、出雲大社は違います。2度拝礼をして、4回かしわ手を打ち、最後に1度拝礼します。出雲大社境内社は全て「2礼4拍手1礼」の参拝ですのでご注ください。ほかにも2礼4拍手1礼の参拝方法は大分県の宇佐神宮や新潟県の弥彦神社があります。
参拝中の女性

4拍手の理由

4拍手の理由は、毎年5月14日に開かれる年1度の例祭が関係しています。例祭では「4拍手」ではなく「8拍手」をします。「8」は古くより無限の数を意味する数字で、8拍手は神様に対し限りない拍手をもってお讃えする作法とされています。日常的にはその半分の「4拍手」で神様をお祈りお讃えしています。4拍手の理由がわかると参拝する際の心持ちも違うと思いますので、神様をお讃えしてしっかりと参拝しましょう。

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

出雲大社の人気記事