大国主大神の御神像 | 出雲大社 - 神社ファン

有名度

横綱

出雲大社

いずもたいしゃ

島根県出雲市大社町杵築東195番地

大国主大神の御神像

更新日:2025年7月2日

出雲神話のシーンを表現する御神像

御本殿へと向かう松の参道を抜けた先、その左右には大国主大神の像が立っています。右手側はムスビの御神像、左手側は御慈愛の御神像で、出雲神話に登場する大国主大神をブロンズ像で表現しています。迫力のあるその姿は、参拝に訪れた多くの人の目を引きつけており、出雲大社の見どころのひとつと言えるでしょう。

ムスビの御神像

ムスビの御神像は、1986年(昭和61年)に寄進された、迫力ある鋳物の像です。大国主大神の国造りの重要なシーンが表現されています。
ムスビの御神像の大国主命
大国主大神が葦原中国(あしはらのなかつくに)の国造りに励んでいる最中、一緒に国造りをしていた少名毘古那(すくなひこな)が常世に去ってしまいました。今後どうやって国造りをしていけばいいのかと途方に暮れる大国主大神の前に、日本海の荒波の向こうから「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」という神が現れたと伝わります。そして「大和国の東の山の上に我を祀れば、国造りに協力しよう」と言いました。この神は、奈良県の三輪山に鎮座する大物主のことであり、大神神社のご祭神としてお祀りされています。
ムスビの御神像の幸魂奇魂
ムスビの御神像は、大国主大神が「幸魂奇魂」に出会い「ムスビの大神」になった瞬間を表現しています。幸魂奇魂のおかげで神性を養われた大国主大神は、生きとし生けるもの全ての縁をつなぐ「えんむすびの神さま」として知られるようになりました。
また一説によると、大国主大神と同じポーズをとると、力をいただくことができるとも言われています。
ムスビの御神像 全体

御慈愛の御神像

御慈愛の御神像は、神話「因幡の素兎」をモチーフとした青銅の御像です。大国主大神が登場する神話のなかでも有名な話のひとつではないでしょうか。
御慈愛の御神像
大国主大神には八十神(やそがみ)と呼ばれる多くの兄弟神がいました。あるとき八十神たちは八上比賣(やがみひめ)に求婚するため、因幡の国へと向かいました。その際、大国主大神に袋を持たせ、まるで従者のように引き連れたと言われています。道中、大国主大神は皮を剥がれ傷ついた一匹のウサギと出会い、治療し助けました。ウサギは大変喜び、八上比賣はあなたを選ぶでしょうと預言したと伝わります。これが「因幡の素兎」のお話です。
この御神像は、袋を背負った大国主大神がウサギに手を差し伸べるシーンを表現しています。袋の中身は私たち人間の苦難や悩みが入っており、大国主大神は身代りとなってそれを背負っているとも言われています。
御慈愛の御神像 横
また出雲大社の境内では、この御慈愛の御神像の他にもウサギの石像をみることができます。御本殿裏や神苑、神楽殿周辺、祖霊社など、その数は60体以上にも及びますが、同じポーズのものは1体もないと言われています。出雲大社に訪れた際は、ぜひウサギの像を探してみてください。
出雲大社境内の兎の像たち

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