奥の院 佐久佐女の森・天鏡神社・大杉の跡・夫婦杉 | 八重垣神社 - 神社ファン

有名度

関脇

八重垣神社

やえがきじんじゃ

島根県松江市佐草町227

😞 🙁 😐 🙂 😄

奥の院 佐久佐女の森・天鏡神社・大杉の跡・夫婦杉

更新日:2026年8月18日

稲田姫命が身を隠したと伝わる神話の森

八重垣神社の境内からさらに奥へ進むと、「奥の院」と呼ばれる佐久佐女の森(さくさめのもり)が広がっています。素盞嗚尊(すさのおのみこと)がヤマタノオロチを退治する際、稲田姫命(いなだひめのみこと)を安全な場所へ隠したと伝えられる神聖な森です。
八重垣神社 佐久佐女の森へ繋がる門
伝承によると、素盞嗚尊は森にあった大杉を中心として幾重にも垣根を巡らせ、その中に稲田姫命を隠しました。この「八重垣」は八重垣神社の社名にもつながる重要な伝承となっています。
八重垣神社 佐久佐女の森 入口
現在も佐久佐女の森には木々が生い茂り、八重垣神社の境内とはまた異なる静かな空間が広がっています。明治時代に松江で暮らした作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)もこの地を訪れ、佐久佐女の森を「神秘の森」と称したと伝えられています。森の中には天鏡神社、大杉の跡、夫婦杉、鏡の池など、稲田姫命の身隠し伝承に関係する場所が残されています。
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天鏡神社

佐久佐女の森には、稲田姫命を御祭神とする天鏡神社が鎮座しています。社殿は、身を隠していた稲田姫命が自らの姿を映したと伝えられる「鏡の池」を望む場所にあります。
稲田姫命は八重垣神社の御本殿にも素盞嗚尊とともに祀られています。天鏡神社は、その稲田姫命が身を隠したと伝わる森の中に鎮座する、奥の院を構成する重要な社です。木々に囲まれた小さな社殿と、その前に広がる鏡の池が一体となって、八重垣神社に伝わる神話の世界を現在に伝えています。
八重垣神社 天鏡神社 社殿

大杉の跡

佐久佐女の森には、素盞嗚尊が稲田姫命を隠す際、八重垣の中心にしたと伝えられる大杉の跡があります。
八重垣神社 大杉の跡
伝説の大杉そのものは現在残っていませんが、その跡は柵で囲まれて保護されています。八重垣神社という社名の由来にもつながる神話の舞台を示す場所であり、何気なく通り過ぎずに見ておきたいポイントです。
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夫婦杉

森の中には、2本並んで空へ向かって真っすぐ伸びる「夫婦杉」もあります。八重垣神社の夫婦神や縁結びの信仰を思わせる姿だけでなく、現在も神事の舞台となっている重要な場所です。
毎年5月3日に斎行される「身隠神事」では、稲田姫命の御分霊を乗せた神輿が御本殿から佐久佐女の森へと渡御し、この夫婦杉まで進みます。稲田姫命がヤマタノオロチから逃れて森へ身を隠したという神話を再現する神事で、古くから伝わる身隠しの物語が現在の祭祀にも受け継がれています。
八重垣神社 夫婦杉
佐久佐女の森は、単なる境内の森ではなく、八重垣神社の社名や縁結び信仰の原点となった神話の舞台です。森を歩きながら天鏡神社、大杉の跡、夫婦杉を巡ることで、素盞嗚尊と稲田姫命の物語を実際の場所と重ねながらたどることができます。

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