宝物収蔵庫 | 八重垣神社 - 神社ファン

有名度

関脇

八重垣神社

やえがきじんじゃ

島根県松江市佐草町227

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宝物収蔵庫

更新日:2026年8月18日

国内最古級とされる「板絵著色神像」

境内にある宝物収蔵庫では、国の重要文化財に指定されている「板絵著色神像(本殿板壁画)」を見ることができます。かつて八重垣神社の本殿内壁を飾っていたもので、3面の板絵に6柱の神々が描かれています。宝物収蔵庫は有料で、拝観料は中学生以上200円、小学生100円、幼児無料です。拝観料は神札授与所で納めます。
八重垣神社 宝物収蔵庫
描かれているのは、八重垣神社の主祭神である素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)をはじめ、天照大神(あまてらすおおみかみ)、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、脚摩乳命(あしなづちのみこと)、手摩乳命(てなづちのみこと)の6柱です。西壁には素盞嗚尊と稲田姫命、東壁には天照大神と市杵嶋姫命、南壁には稲田姫命の両親である脚摩乳命と手摩乳命が描かれており、八重垣神社と深く関わる神々が一堂に表されています。
社伝では寛平5年(893)、平安時代の宮廷画家として知られる巨勢金岡(こせのかなおか)が描いたと伝えられてきました。一方、近年の調査では板絵に使われた木材が年輪年代法によって13世紀に伐採されたものであることが判明しています。文化庁の国指定文化財等データベースでは室町時代の作品とされており、伝承とは異なる年代が示されています。
八重垣神社 本殿板壁画東京国立博物館研究誌(wikipedia パブリック・ドメイン)
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それでも、神々の姿を板壁に直接描いた神像として非常に古いものであることに変わりはありません。松江市では「国内最古級の板絵神像」とされており、1959年(昭和34)12月18日に国の重要文化財に指定されました。
六神像はもともと本殿の内側にあり、かつては神官のみが拝することのできた神聖な壁画でした。現在は文化財保護のため本殿から移され、宝物収蔵庫で保存・公開されています。
実物は写真撮影が禁止されています。長い年月を経た板絵は鮮やかな絵画とは異なり、色彩の褪色や剥落も見られますが、それだけに古い時代から受け継がれてきた歴史を間近に感じられます。八重垣神社では鏡の池や縁結びが特に有名ですが、これほど古い神像を実際に拝観できる宝物収蔵庫も、ぜひ立ち寄っておきたい見どころです。
八重垣神社 本殿板壁画が描かれた絵馬
また、境内で授与されている絵馬には、この板絵著色神像がデザインされたものがあります。宝物収蔵庫では撮影することができない六神像を身近に見ることができ、八重垣神社を代表する文化財が授与品にも取り入れられています。実際の神像を拝観したあとに絵馬を見ると、描かれた神々の姿にもより目が留まります。

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