有名度
小結美保神社
みほじんじゃ
島根県松江市美保関町美保関608番地
御神竹
更新日:2026年7月14日
美保神社の御種から生じたと伝わる竹
拝殿左奥、注連縄に囲まれている竹は、美保神社の御種(籾だね)から生じたと伝えられる御神竹です。古くから五穀豊穣の象徴として崇敬され、美保神社ならではの信仰を今に伝えています。
岡山県・鳥取県に受け継がれる御神竹信仰
岡山県や鳥取県には、美保神社を崇敬する多くの講社があります。毎年参拝に訪れる講社の人々は、春になると田畑に竹を刺し、参拝の際に授与された関札と榊の三つ葉を差し込み、豊作と害虫よけを祈願します。この風習は現在まで受け継がれており、美保神社と山陰・山陽の人々との深いつながりを物語っています。
小泉八雲が記した御神竹
この風習について、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は『日本瞥見記』の中で、「青々とした野の面に点々と白い花でも咲いているようだ」と表現し、春の田畑に立てられた竹と白い関札が織りなす美しい風景を紹介しています。さらに八雲は、「御種を念じながら蒔くと、何でも願いのままのものが生える。ただこの稲の実を蒔き、信じてさえいれば、望むままの作物が生える。」とも記しており、美保神社に古くから伝わる御種信仰の厚さを伝えています。

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