鞴神社 | 生國魂神社 - 神社ファン

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生國魂神社

いくたまじんじゃ

大阪府大阪市天王寺区生玉町13-9

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鞴神社

更新日:2026年8月5日

刀匠の槌音が響く鞴神社

鞴神社(ふいごじんじゃ)は、生國魂神社の境内に鎮座する摂社で、「ふいごさん」の名で親しまれています。御祭神は、鉄鋼・金物の神である天目一箇神(あめのまひとつのかみ)・石凝土杼売神(いしこりどめのかみ)、そして火とかまどの神である香具土神(かぐつちのかみ)の3柱です。古くから刀鍛冶や鋳物師、金物職人をはじめ、鉄を扱う人々の守護神として篤く信仰されてきました。また、火を扱う職業の人々だけでなく、かまどの神として家内安全や火難除けを願う人々からも崇敬されています。
生國魂神社 鞴神社 鳥居と社殿
「鞴」とは、炉に風を送り込み火力を高めるための道具です。刀鍛冶や鋳物師にとって欠かせない道具であり、日本刀をはじめ、農具や刃物など数多くの鉄製品を生み出す日本のものづくりを支えてきました。その名を社名に持つ鞴神社は、鉄と火、そして職人の技を守護する神々をお祀りする、生國魂神社ならではの特色あるお社です。
生國魂神社 鞴神社 絵馬
毎年11月8日に斎行される例祭「鞴祭」は、生國魂神社を代表する神事として知られています。祭典では神前に設けられた炉で火が起こされ、刀匠が玉鋼を真紅に熱しながら、古式に則って日本刀を鍛える作刀神事が奉納されます。炉で真紅に熱せられた玉鋼へ刀匠が力強く槌を振り下ろすたび、境内には澄んだ槌音が響き渡り、火花が舞い上がります。古来より受け継がれてきた日本刀鍛錬の技と精神が目の前で再現されるこの神事は、生國魂神社を訪れたらぜひ見てみたい見どころの一つです。
生國魂神社 鞴神社 社号標
祭典では鉄鋼業や金物業、機械工具など、ものづくりに携わる人々が仕事の安全や技術向上、業界の発展を祈願します。また、神饌として供えられたミカンを火にくべ、そのミカンを食べると風邪をひかないという言い伝えも今に伝えられています。生國魂神社の境内で今も職人たちの祈りを受け止める鞴神社は、日本のものづくりの精神と火への感謝を今に伝える、全国でも貴重な信仰の場となっています。

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