外拝殿 | 伏見稲荷大社 - 神社ファン

有名度

横綱

伏見稲荷大社

ふしみいなりたいしゃ

京都府京都市伏見区深草藪之内町68

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外拝殿

更新日:2026年7月17日

姿が美しい外拝殿

楼門をくぐると、正面に美しい外拝殿(げはいでん)が姿を現します。本殿の手前に建つ重要な建物で、多くの参拝者がここを通って本殿へ向かいます。現在の建物は1840年(天保11年)に建立されたもので、創建は1589年(天正17年)の安土桃山時代までさかのぼります。
外拝殿
外拝殿は神楽や舞楽などの奉納が行われる舞台であるとともに、平安時代から続く稲荷祭では神輿が並べられる神事の場としても用いられてきました。屋根は入母屋造、檜皮葺で、優美な屋根の曲線と朱色の柱が調和した美しい建築となっています。当初は四間四方の規模でしたが、1840年の再建で現在の間口五間、奥行三間へと拡張されました。
外拝殿からみえる内拝殿
外拝殿は参拝者が最初に神前で拝礼する場所であり、祭典では神職や参列者が集う重要な空間でもあります。本殿へ目が向きがちですが、建物を支える木組みや軒下の装飾など、細部にも優れた意匠が施されており、ゆっくり見学すると職人たちの高い技術を感じることができます。現在では国の重要文化財に指定され、伏見稲荷大社を代表する建築の一つとなっています。
楼門と外拝殿
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黄道十二宮の吊燈籠

外拝殿最大の見どころは、軒下に吊るされた12基の燈籠です。1906年(明治39年)に平野英青によって制作されたもので、「黄道十二宮」を題材にしています。
黄道十二宮とは、太陽が一年をかけて天球上を通る道「黄道」を12の星座に分けたもので、現在の12星座のもととなっています。神社では干支や神獣を装飾に取り入れる例は多く見られますが、西洋天文学の黄道十二宮を意匠として採用した例は非常に珍しく、伏見稲荷大社ならではの特色となっています。
それぞれの燈籠には牡羊座から魚座までの12星座が表現され、自分の誕生星座を探しながら参拝する人も少なくありません。外拝殿を一周しながら燈籠を見比べると、それぞれ異なる意匠が施されていることが分かり、美術品としての魅力も楽しめます。普段は本殿へ向かう途中で通り過ぎてしまいがちな場所ですが、ぜひ軒下を見上げながらゆっくり巡ってみてください。
【黄道十二宮の位置】
* 白羊宮(おひつじ座)…楼門をくぐって正面側
* 金牛宮(おうし座)…楼門をくぐって右手側
* 双児宮(ふたご座)…楼門をくぐって正面側
* 巨蟹宮(かに座)…楼門をくぐって正面側
黄道十二宮 白羊宮おひつじ座・金牛宮おうじ座・双児宮ふたご座・巨蟹宮かに座
* 獅子宮(しし座)…楼門をくぐって正面側
* 処女宮(おとめ座)…楼門をくぐって背面側
* 天秤宮(てんびん座)…楼門をくぐって左手側
* 天蠍宮(さそり座)…楼門をくぐって背面側
黄道十二宮 獅子宮しし座・処女宮おとめ座・天秤宮てんびん座・天蠍宮さそり座
* 人馬宮(いて座)…楼門をくぐって右手側
* 磨羯宮(やぎ座)…楼門をくぐって背面側
* 宝瓶宮(みずがめ座)…楼門をくぐって左手側
* 双魚宮(うお座)…楼門をくぐって背面側
黄道十二宮 人馬宮いて座・磨羯宮やぎ座・宝瓶宮みずかめ座・双魚宮うお座

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