有名度
横綱伏見稲荷大社
ふしみいなりたいしゃ
京都府京都市伏見区深草藪之内町68
御劔社(長者社神蹟)
更新日:2026年7月21日
名刀「小狐丸」ゆかりの御劔社
御膳谷奉拝所から一ノ峰へ向かう参道の中ほどに鎮座するのが御劔社(みつるぎしゃ・長者社神蹟)です。稲荷山に伝わる七神蹟(神様が降臨した場所)の一つとされ、伏見稲荷大社の末社の中でも古くから篤い信仰を集めてきました。
乳を飲む親子狛犬
伏見稲荷大社では神の使いである狐像が数多く見られ、狛犬の代わりに狐像が置かれていることが一般的です。

御祭神・ご利益
御祭神は加茂玉依姫命(かもたまよりひめのみこと)です。上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷命の母神として知られ、古くから子宝や安産、商売繁盛などのご利益がある神様として信仰されています。御劔社に加茂玉依姫命が祀られるようになった詳しい由来は明らかではありませんが、古くから稲荷山の重要な信仰の場として崇敬されてきました。
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劔石(雷石)
社殿の中央には、高さ約3メートルにも及ぶ巨大な「劔石(みつるぎいし)」が御神体として祀られています。この石は「雷石」とも呼ばれ、古くから神々が雷をこの石へ封じ込め、注連縄によって結界を張ったという伝承が残されています。現在でも多くの参拝者が手を触れて祈願し、強い御神徳を授かれるパワーストーンとして親しまれています。
Yanajin33(Wikipedia CC 表示-継承 4.0)
焼刃の水
御劔社の名前は刀剣に由来すると伝えられています。また長者社は、伏見稲荷大社を創建した秦氏の祖先を祀る社とも伝えられています。境内奥には「焼刃(やいば)の水」と呼ばれる霊水の井戸があります。この水は刀鍛冶に欠かせない名水とされ、平安時代の名工・三条小鍛冶宗近が名刀「小狐丸」を鍛える際に使用したという伝説が残されています。

また、加茂玉依姫命は火とも深い関わりを持つ神とされることから、刀鍛冶や刃物職人、ものづくりに携わる人々からも厚い信仰を集めています。

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三劔家
御劔社の前には休憩処「三劔家」があります。参拝の途中で一息つける場所として親しまれ、ようかん、せんべい、お茶がセットになった「いっぷくセット」が人気です。稲荷山巡拝の休憩所として利用する参拝者も多く見られます。

春繁社
御劔社から時計回りに参道を進むと、春繁社があります。御祭神は春繁大神で、お塚信仰を今に伝える社の一つです。御劔社周辺には古くからの信仰を伝えるお塚が数多く点在しており、劔石や焼刃の水とあわせて巡拝することで、稲荷山の歴史や信仰の奥深さをより感じることができます。

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