校倉 | 石清水八幡宮 - 神社ファン

有名度

関脇

石清水八幡宮

いわしみずはちまんぐう

京都府八幡市八幡高坊30

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校倉

更新日:2026年7月15日

正倉院と同じ校倉造で建てられた宝蔵

校倉(あぜくら)は、本殿の北西に建つ校倉造の建物です。華やかな本殿とは対照的に、素朴で重厚な佇まいを見せる建物で、石清水八幡宮の長い歴史を今に伝える貴重な文化財の一つとなっています。
校倉とは、校木(あぜぎ)と呼ばれる三角形に加工した木材を井桁状に積み重ねて造る日本古来の建築様式です。木材同士を組み合わせて壁を構成する独特の構造で、湿気を防ぎながら通気性にも優れていることから、古くは経典や宝物などの大切な品々を保管する建物として用いられてきました。校倉造では、奈良の東大寺正倉院が最も有名です。
校倉
石清水八幡宮の校倉も、宝物を納める宝蔵として使用され、かつては経典などを収める経蔵でもあったと伝えられています。創建年代は明らかではありませんが、内部に残されていた書物などの調査から、現在の建物は江戸時代中期に再建されたものと考えられています。高床式の構造を採用していることも、湿気から大切な宝物を守るための工夫です。
その歴史的・建築的価値が評価され、校倉は京都府指定文化財に指定されています。飾り立てた装飾はありませんが、日本古来の建築技術が受け継がれた建物として高い価値を持っています。
校倉 正面
平成3年(1991年)には、この校倉の内部から古神像8躯が発見され、大きな話題となりました。そのうち平安時代から鎌倉時代中期にかけて制作された「木造童形神坐像」などは、優れた彫刻作品として国の重要文化財に指定されています。長年静かに守られてきた校倉から貴重な文化財が発見されたことは、石清水八幡宮の歴史の深さを物語る出来事となりました。
本殿の国宝建築に目が集まりがちですが、校倉にも日本古来の建築技術や文化財を守り伝えてきた歴史が息づいています。東大寺正倉院にも通じる校倉造の美しさと機能性を、ぜひ現地でじっくりと見学してみてください。

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