御神木 招霊の木 | 石清水八幡宮 - 神社ファン

有名度

関脇

石清水八幡宮

いわしみずはちまんぐう

京都府八幡市八幡高坊30

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御神木 招霊の木

更新日:2026年7月16日

一円玉の絵柄ともいわれる神聖な御神木

石清水八幡宮の東総門近く、鬼門封じの石垣のそばには、御神木の招霊の木(オガタマノキ)があります。モクレン科に属する常緑高木で、高さ約20mにもなる巨木です。境内の豊かな自然の中でもひときわ存在感を放ち、古くから神霊が宿る神聖な木として大切に守り継がれてきました。
「招霊(おがたま)」という名は、「神霊を招く」という意味に由来するといわれています。古来より神々を迎える神聖な木と考えられ、全国の神社でも御神木として植えられることが多く、祭礼や神事とも深い関わりを持っています。四季を通して青々とした葉を茂らせる生命力の強い姿から、繁栄や生命力の象徴としても親しまれてきました。
招霊の木
境内の案内板によると、丸く集まって実る赤い果実の形が神楽鈴に似ていることから、巫女が神楽で手にする鈴の由来になったという説も伝えられています。また、一円玉に描かれている若木は、この招霊の木を表しているともいわれ、身近な存在でありながら神聖な意味を持つ木として知られています。
日本神話では、天照大御神が天岩戸へお隠れになった際、八百万の神々は再び世に光を取り戻すため相談を重ねました。そのとき、天鈿女命が天岩戸の前で神楽を舞い、神々を招き寄せた際に手にしていたのが招霊の木であったと伝えられています。この神話からも、招霊の木は神と人を結ぶ神聖な木として、古くから信仰されてきました。
招霊の木と社殿
春には白く香り高い花を咲かせ、秋には赤い種子が姿を見せるなど、季節ごとに異なる表情を楽しめるのも魅力です。華やかな国宝の社殿に目が向きがちですが、こうした自然の中にも石清水八幡宮の長い歴史や信仰が息づいています。東総門周辺を訪れた際は、神話の時代から受け継がれてきた招霊の木を眺めながら、古代の人々が抱いた神聖な世界に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

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