御社殿・御祭神・ご利益 | 城南宮 - 神社ファン

有名度

関脇

城南宮

じょうなんぐう

京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7

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御社殿・御祭神・ご利益

更新日:2026年9月8日

城南宮の御社殿には、八千矛神・息長帯日売尊・国常立尊の三柱が「城南大神」として祀られています。平安京遷都に際して都の南を守る神として創建されたと伝わり、現在も「方除の大社」として篤い信仰を集めています。

平安時代後期の建築様式を再現した御社殿

城南宮の御社殿は、本殿・前殿・向拝・翼廊からなり、前殿の正面に向拝を設け、左右に翼廊を配した城南宮独自の優美な造りとなっています。
城南宮 前殿
現在の御社殿は1977(昭和52)年の火災後、1978(昭和53)年に造営されました。檜を用いた素木造りで、屋根の緩やかな勾配や軒端の反りをはじめ、棟の両端に置かれた獅子口、斗栱、懸魚、蟇股、飾金具に至るまで、平安時代後期の建築様式が取り入れられています。
御社殿の手前に建つのが拝殿です。四方が開かれた舞殿のような造りで、祭礼の際などには神楽や舞が奉納されます。拝殿越しには、その奥に建つ御社殿を望むことができます。
城南宮 拝殿
本殿は前殿の奥に位置しているため、正面からその全体を見ることはできません。前殿の正面には向拝が設けられ、その左右には翼廊が延びています。
城南宮 前殿・本殿 横
檜の素木造りによる御社殿と、左右へ広がる翼廊が生み出す優美な姿は、城南宮で注目したい見どころです。

本殿を守護する平安様式の「随神像」

本殿内には、平安時代の姿を再現した2体の随神像が安置されています。
向かって右は口を開き鬚をたくわえた姿、左は口を閉じた若者の姿で、いずれも目を見開き、御神前に外敵や災いが近づかないよう守護する「降魔退散」の役割を担っています。城南宮では、平安時代の随神像を再現しているのが特徴です。衣冠束帯をまとった像は檜材の一木造りで、頭部から台座までを一材から彫り出し、両肩から袖などの一部に別材を接合して造られています。
なお、随神像は本殿内に安置されているため内部へ入ることはできず、写真撮影も禁止されています。
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御祭神

御祭神は、八千矛神(やちほこのかみ)・息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)・国常立尊(くにのとこたちのみこと)の三柱です。八千矛神は大国主命、息長帯日売尊は神功皇后の別名でもあります。
社伝では794(延暦13)年の平安京遷都に際し、都の安泰と国の守護を願って、国常立尊を八千矛神・息長帯日売尊と合わせ祀り、「城南大神」と崇めたことを城南宮の創建としています。
「城南宮」という社名も「平安城の南に鎮まるお宮」を意味します。新たな都の南を守る神として祀られたことが、城南宮の信仰の原点となっています。
城南宮 本殿

ご利益

城南宮を代表するご利益が「方除(ほうよけ)」です。方除とは、方位や方角によって生じる災いを除き、無事を願う信仰です。
城南宮では、平安時代に城南離宮が熊野詣の精進所や方違の宿所として使われ、上皇や貴族が方位の災厄を避けるために祈願しました。こうした歴史を背景に方除の御神威が広く信仰されるようになり、現在は「方除の大社」と仰がれています。
引っ越しや建築工事、家相に関する心配をはじめ、通勤・通学・営業・旅行など移動に伴う方除、どの方角へ動いても注意が必要とされる「八方塞がり除」など、暮らしのさまざまな場面でご利益をいただけるとされています。
城南宮 拝殿 裏側

家庭や人間関係の円満を願う「十方円満」

もうひとつ特徴的なのが「十方円満(じっぽうえんまん)」のご利益です。
東西南北の四方と、その間にある四角を合わせた八方に、天と地を加えた十の方向を城南大神が守るとされています。あらゆる方向から災いを除き守っていただくという信仰から、家庭円満や人間関係の円満を願って参拝する人も少なくありません。
城南宮では、平安京の南を守る神として始まった信仰が、方除や十方円満という形で現在の暮らしにも受け継がれています。

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