ソテツ | 御香宮神社 - 神社ファン

有名度

前頭上位

御香宮神社

ごこうのみやじんじゃ

京都府京都市伏見区御香宮門前町174

😞 🙁 😐 🙂 😄

ソテツ

更新日:2026年8月6日

ソテツ

本殿の前庭には、京都市登録天然記念物に指定されている2株のソテツが植えられています。社殿の歴史ある景観の中でもひときわ存在感を放つ南国の植物で、御香宮神社を代表する天然記念物の一つです。
ソテツの案内版
ソテツは温暖な地域に自生する裸子植物で、京都の冬を露地で越冬することは容易ではありません。一般家庭では寒さを防ぐため冬囲いを施すことが多い植物ですが、御香宮神社のソテツは覆いを掛けることなく冬を越し、毎年花を咲かせています。その希少な生育状況は植物学的にも貴重で、京都におけるソテツの生育を知る上で重要な資料とされています。

樹齢400年を超える雌株

本殿に向かって左手には雌株が植えられています。樹高約3.5m、幹周約1.38mにもなる堂々とした姿は、境内でもひときわ目を引く存在です。
樹齢は明確ではありませんが、1605年に本殿が建立された当時、あるいはそれほど下らない時期に植えられた可能性が高いとされており、400年以上にわたり御香宮神社の歴史を見守り続けてきました。桃山時代から江戸時代、そして現代まで命をつないできた古木として、歴史的にも大変価値の高い植物です。
西側のソテツ
スポンサーリンク

絵馬殿前の雄株

絵馬殿の近くには雄株が植えられています。樹高約1.8m、幹周約0.8mと雌株より一回り小さいものの、美しく広がる葉が印象的です。
雌株と雄株の両方が現存していることも、このソテツの大きな特徴です。開花期となる7月上旬には、それぞれ異なる花を付ける様子を見ることができ、植物に興味がある人にとっては貴重な観察の機会となります。
東側のソテツ
京都でソテツを育てる場合は冬期に覆いを施す必要がありますが、御香宮神社のソテツは覆いなしで冬を越し、開花します。そのため、こちらのソテツはソテツの生育にあたってとても重要な資料となっているそうです。

1987年(昭和62年)には京都市登録天然記念物に指定され、現在も大切に保護されています。本殿や割拝殿、御香水などに目が向きがちな御香宮神社ですが、このソテツも400年以上にわたり境内の歴史を見守り続けてきた「生きた文化財」です。参拝の際にはぜひ雌株と雄株の両方を見比べながら、その力強い生命力と長い歴史に思いを巡らせてみてください。

この記事を1人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

御香宮神社の人気記事