唐門 | 豊国神社 - 神社ファン

有名度

関脇

豊国神社

とよくにじんじゃ

京都府京都市東山区大和大路正面茶屋町530

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唐門

更新日:2026年7月13日

国宝に指定された豊国神社のシンボル

鳥居をくぐって参道を進むと、その先に豊國神社のシンボルである唐門があります。
唐門までの参道
豊國神社の唐門は、1880年(明治13年)の豊國神社再興の際に、南禅寺塔頭・金地院にあった唐門を移築したものです。もとは伏見城の遺構と伝えられ、伏見城の廃城後に二条城へ移され、その後1627年(寛永4年)に金地院へ移築されました。さらに豊國神社再興にあわせて現在地へ移され、現在まで大切に受け継がれています。
唐門
この唐門は、西本願寺や大徳寺本坊の唐門とあわせて「京の三唐門」の一つに数えられています。1953年(昭和28年)3月には、桃山文化を代表する優れた建築物として国宝に指定されました。
唐門は大きな軒唐破風を備えた向唐門で、総欅造りの門全体に漆が施されています。側面は入母屋造、屋根は檜皮葺となっており、太い柱や梁には豪華な飾金具が取り付けられています。桃山文化らしい華やかな意匠が随所に見られ、豪華絢爛な建築美を今に伝えています。
唐門 横
豊國神社を代表する建築物である唐門は、境内でも特に人気の高い見どころです。正面だけでなく側面から眺めると、屋根の美しい曲線や精巧な彫刻、飾金具など細部まで鑑賞することができます。建物全体に施された繊細な装飾からは、桃山文化の華やかさを感じることができます。
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左甚五郎の彫刻と扁額

唐門には欄間や扉などに豪華な彫刻が施されており、その多くは名工・左甚五郎作と伝えられています。特に扉に彫られた豊臣家の家紋である五七桐や、「鯉の滝登り」の彫刻は迫力があり、見応えがあります。
唐門に施された左甚五郎の彫刻
欄間の扁額の左右には「目無しの鶴」が彫られています。この鶴は、あまりにも見事な出来栄えだったため、目を入れるとそのまま飛び立ってしまうと考えられ、あえて目を彫らなかったという伝説が残されています。
目無しの鶴と扁額
このように唐門には数多くの彫刻が施されているため、一度見上げるだけでは見落としてしまう細工も少なくありません。時間をかけて細部を観察すると、新たな発見を楽しめるのも魅力です。
中央に掲げられた扁額には「豐國大明神」と記されており、大鳥居の扁額と同じ文字が刻まれています。こちらは豊臣秀吉と親交のあった後陽成天皇による宸筆(天皇自筆)の扁額が現在も残されており、創建当時から伝わる貴重な文化財となっています。
拝殿と本殿は正月三が日や特別な日を除き立ち入ることができないため、通常は唐門の前から拝殿・本殿へ向かって参拝します。国宝に指定された美しい唐門を間近に眺めながら参拝できることも、豊國神社ならではの魅力です。

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