藤屋と空也上人ゆかりの井戸 | 八坂神社 - 神社ファン

有名度

横綱

八坂神社

やさかじんじゃ

京都府京都市東山区祇園町北側625

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藤屋と空也上人ゆかりの井戸

更新日:2026年7月12日

空也上人が人々を救った病気平癒の井戸

八坂神社の正門である南楼門の手前左側にあるのが、「藤屋と空也上人ゆかりの井戸」です。一見すると小さな井戸ですが、平安時代に空也上人が人々を疫病から救ったという伝承が残る、八坂神社ゆかりの歴史ある場所です。
藤屋
925年(延長3年)、醍醐天皇が疱瘡を患い、都では多くの人々も病に苦しんでいました。その様子を見た空也上人は八坂神社へ参拝して病気平癒を祈願し、この井戸の清水を用いて白湯をつくり、人々へ施したところ、病が癒えたと伝えられています。このことから、井戸は病気平癒の霊験あらたかな井戸として語り継がれています。
藤屋
井戸の名にある「藤屋」は、かつてこの場所にあった茶屋の名前です。店の傍らに藤棚があったことから「藤屋」と呼ばれるようになりました。明治時代初めまで営業しており、参拝者はここで白湯をいただき、身を清めてから八坂神社へ参拝したことから、「きよめの茶屋」として親しまれていました。

二軒茶屋として親しまれた藤屋と中村楼

藤屋の向かいには、もう一軒の茶屋「中村楼」がありました。両店は「二軒茶屋」と呼ばれ、八坂神社の門前を代表する茶屋として多くの参拝者で賑わいました。
現在、藤屋は残っていませんが、中村楼は京料理の老舗として営業を続けています。坂本龍馬や伊藤博文をはじめ、多くの歴史上の人物にも親しまれた名店として知られ、八坂神社の門前町の歴史を今に伝えています。
華やかな社殿に目が向きがちな八坂神社ですが、この井戸は疫病に苦しむ人々を救おうとした空也上人の慈悲の心と、門前町の歴史を静かに伝える貴重な史跡です。正門から参拝する際には、ぜひ足を止めて、その歴史にも思いを巡らせてみてください。
中村楼

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