末社 北向蛭子社 | 八坂神社 - 神社ファン

有名度

横綱

八坂神社

やさかじんじゃ

京都府京都市東山区祇園町北側625

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末社 北向蛭子社

更新日:2026年7月11日

「祇園のえべっさん」と親しまれる商売繁盛の神様

本殿の南西、社務所の隣に鎮座するのが北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)です。八坂神社の末社の一つで、「祇園のえべっさん」として親しまれ、商売繁盛や開運を願う多くの参拝者が訪れます。
「北向」という名前は、社殿が神社では珍しく北を向いて建てられていることに由来します。古い記録にも「西楼門内、北向きに立つ」と記されており、古くから現在とほぼ同じ場所に祀られていたことがわかっています。
北向蛭子社の鳥居と社殿
創建は1646年(正保3年)です。
社殿は流造(ながれづくり)、桁行三間・梁間三間、左右両側面および背面に庇を備え、屋根はこけら葺となっています。流造は神社建築で最も多く見られる様式で、上賀茂神社や下鴨神社の本殿にも採用されています。また、こけら葺は薄い板を幾重にも重ねて葺く伝統的な工法で、法隆寺五重塔にも用いられている歴史ある屋根材です。社殿は1911年(明治44年)に国の重要文化財に指定されています。
北向蛭子社の扁額
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御祭神・ご利益

御祭神は事代主神(ことしろぬしのかみ)です。大国主命の子であり、八坂神社の主祭神・素戔嗚尊の孫神にあたります。
事代主神は「えべっさん」の名で親しまれ、商売繁盛や福徳円満、開運招福の神様として全国で篤く信仰されています。
社殿前には「ふれあいえびす像」が建っています。2005年(平成17年)に祇園商店街振興組合によって奉納された銅像で、右手には釣り竿、左手には鯛を抱えた、えびす様らしい姿を見ることができます。満面の笑顔が印象的で、「祇園のえべっさん」のシンボルとして親しまれている人気の撮影スポットです。
ふれあいえびす像

祇園えべっさん

毎年1月9日・10日には「祇園えべっさん」が行われ、多くの参拝者で賑わいます。境内では商売繁盛を願う福笹が授与され、新しい一年の福を授かろうと多くの人が訪れます。
9日の宵えびすには、七福神を乗せた「えびす船」が八坂神社石段下から四条烏丸まで巡行し、京都の新春を彩る風物詩となっています。また、毎年10月20日には例祭が執り行われます。

今宮戎神社との深い縁

八坂神社では、氏子が現在の大阪・今宮へ移り住んだ際、この北向蛭子社を分祀して祀ったことが、商売繁盛で知られる今宮戎神社の始まりと伝えています。
その縁から現在でも両社の交流は続いており、今宮戎神社で十日戎に先立って行われる1月8日の献茶祭には八坂神社の御神水が奉納されます。一方、今宮戎神社からは祇園祭に幣帛、大晦日には鯛が奉納されるなど、現在も両社の深い結び付きが受け継がれています。
御朱印は、八坂神社本殿横の授与所で書き置きを受けることができます。
北向蛭子社 社殿

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