有名度
関脇松尾大社
まつのおたいしゃ
京都府京都市西京区嵐山宮町3
霊亀の滝
更新日:2026年7月10日
霊亀伝説が伝わる神秘の滝
亀の井から左手奥へ進むと、小さな門があり、その先に朱色の鳥居と「霊亀(れいき)の滝」があります。高さ約8メートルの滝で、松尾山(別名・別雷山)の御手洗川を源流とする清らかな水が流れ落ちています。水量は多くありませんが、一年を通して枯れることのない滝として知られています。
この滝には「霊亀」にまつわる伝説が残されています。古記によると、714年(和銅7年)、この谷から首に三つの星、背に北斗七星のような文様を持つ不思議な亀が現れました。神主とともに朝廷へ献上されたところ、めでたい瑞兆とされ、翌年には元号が「霊亀」に改められたと伝えられています。その後、亀は再びこの谷へ放たれたとされ、滝は現在まで神聖な場所として大切に守られてきました。
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天狗の顔に見える「天狗岩」
鳥居の左上には、天狗の顔のように見える「天狗岩」があります。一見すると分かりにくいかもしれませんが、写真を参考にしながら眺めていると、天狗の横顔のように見えてきます。季節や木々の茂り具合、光の当たり方によって印象が変わるため、自分なりの「天狗の顔」を探してみるのも楽しみの一つです。霊亀伝説が伝わる滝と天狗岩が並ぶこの場所は、神秘的な雰囲気に包まれた松尾大社屈指のパワースポットとなっています。

滝をご神体とする「滝御前社」
霊亀の滝の前に鎮座するのが、境内末社の一つ「滝御前社(たきごぜんしゃ)」です。鳥居には「滝御前」の扁額が掲げられ、霊亀の滝そのものをご神体としてお祀りしています。御祭神は、罔象女神(みつはのめのかみ)です。日本神話に登場する水を司る神であり、生命の源となる水の恵みをもたらす神として古くから信仰されてきました。
ご利益は、治水や雨乞い・止雨など水に関するものをはじめ、農作物の豊作、商売繁盛、子宝、安産など幅広いとされています。霊亀の滝とあわせて参拝することで、水の神の御神徳をより身近に感じられる場所となっています。
例祭は毎年12月15日に、境内の末社とともに執り行われます。霊亀の滝の清らかな水と静かな社殿が織りなす空間は、松尾大社の自然信仰を今に伝える見どころの一つです。

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