本殿・御祭神・ご利益 | 松尾大社 - 神社ファン

有名度

関脇

松尾大社

まつのおたいしゃ

京都府京都市西京区嵐山宮町3

😞 🙁 😐 🙂 😄

本殿・御祭神・ご利益

更新日:2026年7月10日

日本でも数少ない「松尾造(両流造)」の本殿

楼門、拝殿を進んだ正面に、本殿があります。現在の本殿は1397年(応永4年)に造営されたと伝えられ、1542年(天文11年)には大規模な修理が行われ、現在の姿となりました。2016年には檜皮葺屋根の葺き替えが行われ、室町時代の建築とは思えないほど美しい姿を今に伝えています。
釣殿と回廊
本殿の前には釣殿が設けられ、その両側から南北へ回廊が延びています。回廊には中門・北清門・南清門の三つの門が配され、格式ある社殿群を形成しています。参拝は本殿正面の向拝に設けられた本坪鈴と賽銭箱の前から行います。
釣殿
本殿は桁行三間・梁間四間、一重・檜皮葺の建物で、松尾造(まつのおづくり)または両流造(りょうながれづくり)と呼ばれる、日本でも数少ない建築様式を採用しています。一般的な流造が正面だけに屋根を長く張り出すのに対し、両流造は前後の両方へ庇を延ばした特徴的な構造です。流れるような優美な屋根の曲線は、松尾大社を象徴する景観の一つとなっています。
釣殿から見える本殿
この建築様式は全国でも例が少なく、世界遺産である厳島神社本殿や宗像大社本殿にも見られることで知られています。松尾大社の社名から「松尾造」とも呼ばれるほど、この神社を代表する建築様式となっています。
本殿 横Saigen Jiro(Wikipedia CC0)
建物は構造だけでなく、彫刻意匠にも注目したいところです。向拝の斗組や蟇股(かえるまた)、欄間(らんま)、手挟(たばさみ)などには、室町時代の優れた彫刻技術が随所に施されており、細部まで見応えがあります。その歴史的・建築的価値が高く評価され、1907年(明治40年)には国の重要文化財に指定されました。松尾大社を訪れた際は、日本でも数少ない松尾造(両流造)の美しい本殿をぜひじっくりと鑑賞してみてください。
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御祭神・ご利益

松尾大社の御祭神は、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこと)です。中津島姫命は、宗像三女神の一柱として知られる市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)と同神とされています。
古くは社殿が築かれる以前から、松尾山山頂にある磐座(いわくら)が神聖な場所として信仰され、山の神である大山咋神が祀られていました。その後、この地へ移り住んだ渡来系氏族・秦氏が氏神として社殿を建立し、篤く崇敬したことが松尾大社の始まりとされています。
大山咋神は山の神であるとともに開拓の神としても信仰されており、現在では各職業守護や事業発展をはじめ、商売繁盛や産業発展など幅広いご利益で知られています。
また、秦氏は酒造りをはじめとする高度な技術を伝えた氏族として知られています。そのため松尾大社は古くから酒造りの神様、醸造の祖神として全国の崇敬を集め、現在でも酒造業をはじめ、味噌・醤油・酢など醸造業に携わる多くの人々が参拝に訪れます。全国の酒蔵から奉納された数多くの酒樽は、その篤い信仰を今に伝える松尾大社ならではの景観となっています。
ご祭神の大山咋神

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