楼門 | 松尾大社 - 神社ファン

有名度

関脇

松尾大社

まつのおたいしゃ

京都府京都市西京区嵐山宮町3

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楼門

更新日:2026年7月10日

質実剛健な佇まいが印象的な楼門

第二鳥居をくぐると、正面に高さ約11メートルの楼門が姿を現します。鮮やかな朱色の鳥居とは対照的に、落ち着いた佇まいを見せる楼門は、松尾大社の長い歴史と格式を感じさせる建物です。
松尾大社は、国家の重要な祭祀の際に朝廷から特別の奉幣を受けた二十二社(上七社)の一社であり、古くから皇室の崇敬を受けてきました。その高い社格にふさわしく、参拝者を迎える楼門も堂々とした風格を備えています。
楼門
現在の楼門は1667年(寛文7年)に建立されたと伝えられています。建築様式は鎌倉時代から受け継がれた和様を基調とし、三間一戸の二階建て楼門として造られています。豪華な彫刻や極彩色で飾るのではなく、装飾を抑えた落ち着いた意匠が、かえって格式の高さを際立たせています。
楼門から見える拝殿
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屋根は入母屋造・檜皮葺で、均整の取れた姿は正面から眺めると一層美しく感じられます。楼門の左右には随神像が安置され、向かって右側には阿形、左側には吽形の神像が参拝者を見守っています。神域への入口を守護する存在として、古くから重要な役割を担ってきました。
随身像
かつては随神像を囲む金網に、多くの祈願杓子が奉納されていたことでも知られています。杓子には、ご飯を「すくう」と人を「救う」の願いが込められ、多くの参拝者が願掛けとして奉納していました。しかし、文化財保護のため現在は楼門へ直接掛けることは禁止されており、境内に設けられた杓子掛け所へ奉納するようになっています。
文化財保護の案内と杓子の掛け所
なお、この楼門は2017年(平成29年)に京都府暫定登録文化財に指定されており、江戸時代初期の姿を今に伝える貴重な建造物として大切に保存されています。

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