有名度
関脇松尾大社
まつのおたいしゃ
京都府京都市西京区嵐山宮町3
鳥居
更新日:2026年7月10日
京都市内で平安神宮に次ぐ規模を誇る第一鳥居
松尾大社は阪急電鉄嵐山線の桂方面から向かうと、「嵐山」駅の一つ手前にある「松尾大社」駅が最寄りです。改札を出て左へ進むと、参拝者を迎える大きな第一鳥居が姿を現します。京都市内では平安神宮の大鳥居に次ぐ規模とされるこの鳥居は、1994年(平成6年)に再建されたものです。鮮やかな朱色は遠くからでもひときわ目を引き、松尾大社のシンボルとして多くの参拝者を迎えています。広い道路をまたぐように建つ姿は迫力があり、ここから神域へ入るという気持ちを自然と高めてくれます。
鳥居の右側には松尾大社の石碑とともに、大きな瓶子(へいし)を模した白いモニュメントが二つ並んでいます。瓶子は神前に酒を供える器で、古くから酒造りの神として信仰される松尾大社を象徴するものです。全国の酒造家から奉納された神社ならではの景観となっています。

鳥居の古い信仰形態を今に伝える脇勧請
第一鳥居から表参道を進むと、鮮やかな朱色の第二鳥居(赤鳥居)が見えてきます。
スポンサーリンク
鳥居には、榊を束ねた脇勧請(わきかんじょう)が吊るされています。これは鳥居の古い信仰形態を今に伝えるものとされ、全国でもあまり見ることができない松尾大社ならではの特徴です。榊は一年の12か月を表しており、その枯れ方によって翌年の農作物の豊凶を占う習わしがあります。すべてがきれいに枯れると豊作、一部が枯れずに残ると不作になるという言い伝えがあり、毎年その様子が注目されています。閏年には榊が一束増え、13束になるのも特徴です。

「松尾大神」と記された格式ある扁額
第一鳥居と第二鳥居の中央には、美しい扁額が掲げられています。現在の社名である「松尾大社」ではなく、明治以前の社号である「松尾大神」と記されている点にも注目したいところです。この扁額は、書の名手として知られる有栖川宮幟仁親王の筆によるものです。力強さと気品を兼ね備えた書は鳥居の風格をさらに高めています。京都では城南宮の扁額も親王が揮毫したことで知られ、書に興味のある方にも見逃せない見どころとなっています。

この記事を0人の方がいいねといっています
スポンサーリンク
