有名度
大関下鴨神社(賀茂御祖神社)
しもがもじんじゃ(かもみおやじんじゃ)
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
河合神社境内の社
更新日:2026年8月2日
本殿とあわせて参拝したい由緒ある四つの社
河河合神社の境内には、本殿の周囲に由緒ある社が鎮座しています。下鴨神社の摂社である貴布禰神社をはじめ、河合神社の末社である任部社、六社、三井社があり、それぞれ異なる御祭神と御神徳を伝えています。美麗祈願で知られる河合神社ですが、境内を巡ることで賀茂氏ゆかりの歴史や多様な信仰に触れることができます。貴布禰神社
河合神社本殿の東側に鎮座する貴布禰神社は、下鴨神社の摂社です。御祭神は高龗神(たかおかみのかみ)で、水を司る神として祈雨・止雨の御神徳があるとされています。創建年代は明らかではありませんが、1161年(応保元年)成立の「初殿屋舎等之事」には、河合神社の御垣内に祀られていたことが記されており、平安時代にはすでに信仰されていたことがわかります。現在の社殿は一間社流造、檜皮葺で、落ち着いた佇まいの中にも長い歴史を感じさせます。

任部社
任部社(とべしゃ)は河合神社の末社で、古くは専女社(とうめのやしろ)と呼ばれていました。御祭神は八咫烏命(やたがらすのみこと)です。八咫烏は神武天皇の東征で熊野から大和まで道案内をした神として知られ、下鴨神社の御祭神である賀茂建角身命が八咫烏に化身したとも伝えられています。そのため導きの神として信仰されるほか、日本サッカー協会のシンボルマークが八咫烏であることから、社前にはサッカーボールが奉納されることでも知られています。

六社
六社は河合神社の末社です。もとは河合神社の御垣内に六つの社がそれぞれ鎮座していましたが、江戸時代の式年遷宮の際に現在の一棟へまとめられました。諏訪社、衢社、稲荷社、竈神、印社、由木社の六社が祀られ、武運や道中安全、五穀豊穣、家庭円満、契約成就、健康など、衣食住や暮らしに関わる幅広い御神徳を授けるとされています。新生活を始める人々からの信仰も厚く、境内では「六社祈願札」も授与されています。

衢社(ちまたしゃ):ご祭神は八衢毘古神(やちまたひこのかみ)、八衢比売神(やちまたひめのかみ)。道や分岐点を守護する神で、人生の節目や進むべき道を見守る神として信仰されています。
諏稲荷社:ご祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。五穀豊穣や商売繁盛を司る神として広く信仰され、仕事や暮らしの発展を願う人々から崇敬されています。
諏竈神(かまどのかみ):ご祭神は奥津日子神(おくつひこのかみ)、奥津比売神(おくつひめのかみ)。竈や火を守護する神で、毎日の食生活や家庭の平穏を見守る神として古くから信仰されています。
諏印社:ご祭神は霊璽(れいじ)。印章や契約に関わる神として信仰され、人生の大切な契約や約束事を見守る神として崇敬されています。
諏由木社:ご祭神は少彦名神(すくなひこなのかみ)。医薬や健康の神として古くから信仰され、病気平癒や無病息災、健やかな暮らしを願う人々が多く参拝しています。

三井社(三塚社)
三井社は河合神社の末社で、三塚社とも呼ばれています。下鴨神社摂社の三井神社にある「蓼倉里三身社」とは別の神社で、古くは鴨社蓼倉郷の総社(祖社)として祀られていました。御祭神は、中社に賀茂建角身命、東社に伊賀古夜媛命、西社に玉依媛命を祀っています。この祭神構成は三井神社と共通しており、賀茂氏ゆかりの神々をあわせて祀る社として古くから地域の信仰を集めてきました。

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