有名度
大関貴船神社
きふねじんじゃ
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
奥宮
更新日:2026年7月22日
貴船神社創建の地に鎮座する最大の聖地
貴船神社の奥宮は、本宮から貴船川沿いを約700メートル進んだ場所に鎮座しています。本宮から徒歩で5〜10分ほどの距離にあり、現在の本宮が遷される以前、貴船神社が最初に祀られた創建の地と伝えられる重要な場所です。奥宮は貴船川の源流域に近く、深い緑に包まれた静かな境内にあります。神門をくぐると空気が一段と引き締まり、本宮とはまた違った厳かな雰囲気を感じることができます。


現在の奥宮社殿は天保年間(1830〜1844年)に造営されたものとされ、長い歴史と信仰を今に伝えています。木々に囲まれた社殿は華やかさよりも静けさが際立ち、貴船神社の原点にふさわしい神聖な空気に満ちています。

本宮が諸願成就、結社が縁結びで知られるのに対し、奥宮は心願成就や運気隆昌のご利益で知られています。貴船神社を訪れる際は、本宮だけでなく、創建の地である奥宮まで足を運ぶことで、より深く貴船信仰に触れることができます。そのため、パワースポットとしても人気です。
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吸葛社
御船形石の隣に鎮座するのが、奥宮の末社である吸葛社(すいかずらしゃ)です。現在の御祭神は、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)です。農耕や雷に関わる神として知られています。
一方、古伝ではもともと百太夫を祀っていたとも伝えられています。百太夫は芸能や遊女の信仰と関わりが深い民間信仰の神として知られていますが、いつ頃現在の御祭神へ変わったのか、詳しい経緯は明らかではありません。

鈴市社
吸葛社の向かいに鎮座するのが、奥宮の末社である鈴市社(すずいちしゃ)です。御祭神は、神武天皇の皇后となった媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)です。神武天皇や玉依姫命の伝承とも関わりを感じさせる、奥宮らしい末社の一つです。


日吉社
奥宮の神門を越えてすぐ左手に鎮座するのが、奥宮の末社・日吉社(ひよししゃ)です。現在の御祭神は大物主命ですが、古伝ではもともと大山咋命を祀っていたと伝えられています。大山咋命は山の神として知られ、貴船山を守護する神として信仰されてきたと考えられます。
日吉社の裏手には、貴船神社の御神木として知られる「連理の杉」があります。杉と楓が一つになった珍しい木で、夫婦円満や和合の象徴として親しまれています。大正天皇の皇后である貞明皇后が貴船神社を参拝された際、この御神木を称賛されたという逸話も伝えられています。

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