有名度
大関熱田神宮
あつたじんぐう
愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目1番1号
祭事・神事
更新日:2026年9月1日
祭年間約60の祭典と約10の特殊神事
熱田神宮では年間約60の祭典と、約10におよぶ特殊神事が行われています。その多くは農業を中心とした人々の暮らしと深く結びつき、現在も古くから伝わる作法や伝承を受け継いでいます。本宮だけでなく、別宮や摂社・末社、境内各所を舞台とする神事があるのも特徴です。
5月1日の「舞楽神事」では、神楽殿前庭に朱塗りの高舞台が設けられ、平安時代から伝わる舞楽が奉奏されます。新緑に囲まれた境内で王朝文化を伝える舞を見ることのできる、熱田神宮を代表する神事の一つです。
5月4日の「酔笑人神事(えようどしんじ)」は、草薙神剣が熱田神宮へ戻った故事を伝える特殊神事です。境内の灯を消し、影向間社、神楽殿前、別宮前、清雪門前の4ヶ所で「オホホ」と高笑いします。
翌5月5日に行われる「神輿渡御神事」も神剣還座の故事に由来します。雅やかな装束を身につけた約100名の奉仕者が御神宝を捧げ持ち、神輿を中心に行列を整えて本宮から正参道を進み、西門の鎮皇門跡へ向かいます。「神約祭」とも呼ばれ、皇城鎮護を祈る神事です。
5月13日の「御衣祭(おんぞさい)」では、6月5日の例祭を前に、熱田大神の御料である神御衣が奉献されます。「大一御用」の幟を掲げ、奉献使や神御衣奉献会会員、稚児などによる行列が東門から本宮へ進みます。
このほかにも、田植えに関わる御田植祭、カラスに粢を供える烏喰の儀、暗闇の中で笑う酔笑人神事など、熱田神宮ならではの祭事・特殊神事が一年を通して受け継がれています。
熱田神宮最大の祭典「例祭(熱田まつり)」
6月5日に行われる「例祭」は、熱田神宮で一年を通して最も重要な祭典です。「熱田まつり」「尚武祭(しょうぶさい)」とも呼ばれ、天皇陛下のお使いである勅使が参向します。祭典では宮司による祝詞奏上に続き、勅使が御幣物を奉納し、御祭文を奏上。皇室の弥栄と国の平安が祈念されます。
例祭は本宮だけで行われるものではありません。別宮をはじめ境内外に鎮座する43の摂社・末社でも祭典が行われ、熱田神宮全体の大祭となります。
境内では弓道、柔道、剣道、相撲などの武道をはじめ、献茶、献花、演芸、俳句、献書、太鼓や熱田神楽など、さまざまな奉納行事が行われます。
東門近くにある相撲場も奉納行事に使われる場所です。熱田神宮では例祭にあわせて相撲が奉納されるほか、大相撲名古屋場所を前に横綱の奉納土俵入りが行われることでも知られています。
例祭には約25万人が訪れるとされ、境内周辺には露店も並びます。熱田では、この祭りから浴衣を着始める習わしがあり、名古屋に夏の訪れを告げる祭りとして親しまれてきました。
献灯まきわらと夜空を彩る花火
夕方になると境内各門に「献灯まきわら」が奉飾され、昼間とは異なる熱田まつりの景色が広がります。半球状に組まれたまきわらに多数の提灯が灯されるもので、夜の境内に浮かび上がる姿は熱田まつりを象徴する光景の一つです。
さらに神宮公園では花火大会が行われます。現在は6月5日の19時45分から打ち上げられ、熱田の夜空を花火が彩ります。雨天の場合は順延となります。
昼は勅使が参向する熱田神宮で最も重要な祭典、夕方からは献灯まきわらと花火で賑わう祭りへと姿を変えるのが、熱田まつりの大きな特徴です。

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