勾玉苑・龍影閣・又兵衛 | 熱田神宮 - 神社ファン

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大関

熱田神宮

あつたじんぐう

愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目1番1号

😞 🙁 😐 🙂 😄

勾玉苑・龍影閣・又兵衛

更新日:2026年9月1日

勾玉苑

大楠の西側に広がる「勾玉苑」は、約2,800坪の庭園です。
苑内には勾玉池を中心に、国の登録有形文化財である「龍影閣(りょうえいかく)」と「又兵衛」、茶室「千秋閣」、庭園挙式が行われる「みなも神殿」などが点在しています
勾玉苑は通常の参拝では自由に散策できる場所ではなく、結婚式などで利用されています。そのため、一般参拝者が普段見ることのできる範囲は限られています。
みなも神殿は勾玉池の水面に浮かぶように設けられた神殿で、現在は熱田神宮の神前結婚式の会場の一つとなっています。龍影閣や又兵衛も披露宴会場として利用されるなど、歴史ある建物が現在も活用されています。
勾玉苑 入口

明治天皇の御座所が残る「龍影閣」

龍影閣は明治11年(1878)、名古屋博物館の品評所として建てられた木造2階建ての建物です。
同年に開催された愛知県博覧会へ明治天皇が行幸した際には便殿として使用され、2階には上段を備えた明治天皇の御座所が設けられました。
もとは現在の大須にあった名古屋博物館に建てられた建物で、昭和7年(1932)に名古屋市西区の庄内公園へ移築。さらに昭和43年(1968)、熱田神宮へ移築されました。
木造2階建ての寄棟造で、1階には18畳と16畳半の座敷、2階には10畳と上段付き8畳の部屋を配置し、建物の四周には廊下が巡らされています。
明治初期の博覧会施設の姿を現在に伝える貴重な建築物として、平成13年(2001)に国の登録有形文化財に登録されました。
現在は勾玉苑の披露宴会場としても使用され、北側の窓からは信長塀、南側からは勾玉池を望むことができます。
龍影閣円周率3パーセント (wikipedia CC 表示-継承 4.0)
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現存する合掌造民家でも最古期の「又兵衛」

勾玉苑に残るもう一つの国登録有形文化財が「又兵衛(旧坂上家住宅)」です。
もとは飛騨北東部にあった合掌造りの民家で、文化庁では江戸時代中期、1661~1750年頃の建築とされています。
入母屋造りの平屋建てで、建物内部には「マヤ」と呼ばれる厩や「ニワ」、仏間を挟んで「デイ」「チョウダ」などが配置されています。柱には職人が手斧(ちょうな)で仕上げた跡も残されています。
特に注目されるのが建物の構造です。股柱などの特徴から、現存する合掌造民家としては最古期に属するとされ、合掌造りの古い姿を知ることのできる貴重な建物です。
昭和11年(1936)に一度移築され、昭和32年(1957)に熱田神宮へ再び移築されました。平成13年(2001)には龍影閣とともに国の登録有形文化財となっています。
現在は茶室として使用され、熱田神宮の月次献茶をはじめとする茶会に利用されています。また、勾玉苑での結婚式では披露宴会場としても使われています。
普段の参拝では内部を見ることが難しい建物ですが、勾玉苑には明治初期の龍影閣と江戸時代の又兵衛という、成立した時代も用途もまったく異なる二つの登録有形文化財が残されています。

勾玉苑を眺められる「みなもカフェ」

通常は自由に入ることのできない勾玉苑ですが、一般参拝者でも庭園を眺められる場所があります。
大楠の奥にある「みなもカフェ」は、みなも神殿で挙式・参列する人のウェイティングルームを利用したカフェです。
広々とした店内は勾玉苑に面してガラス張りになっており、池泉回遊式庭園をはじめ、みなも神殿や龍影閣、又兵衛などを眺めながら休憩することができます。
店内では熱田名物の「きよめ餅」などを味わえるほか、お土産を購入することもできます。
ただし、結婚式のウェイティングルームとして使用されているため、挙式が行われる日はカフェが休みになる場合があります。
通常は立ち入ることのできない勾玉苑の雰囲気を一般参拝者でも楽しめる、貴重な場所です。
みなもカフェ

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