大幸田神社 | 熱田神宮 - 神社ファン

有名度

大関

熱田神宮

あつたじんぐう

愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目1番1号

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大幸田神社

更新日:2026年9月2日

熱田神宮の境内末社である大幸田神社(おおさきだじんじゃ)は、信長塀の近くに鎮座する神社です。
御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。五穀をはじめ食物を司る神で、一説には「福の神」として富貴栄達を祈る神ともいわれています。
現在の社殿は神明造で、周囲を玉垣に囲まれています。かつての社殿は戦災によって焼失し、1955年(昭和30年)に再建されました。社殿のすぐ後ろには信長塀が延びており、あわせて見ておきたい場所です。
大幸田神社Tomio344456 (wikipedia CC 表示-継承 3.0)

斎甕の水からその年の豊凶を占う「世様神事」

大幸田神社を特徴づける神事が、毎年1月7日に行われる「世様神事(よだめししんじ)」です。
前年の1月12日に清水を入れて封じ、東宝殿の床下に1年間納めておいた斎甕(いみがめ)を大幸田神社の神前へ運びます。神職が封を解き、甕に残った御神水の減水量を計測。その量から、その年の雨量の多少や旱魃の有無を占います。
農作物の豊凶を占う、熱田神宮に古くから伝わる農業神事です。
世様神事を終えた斎甕には、1月12日の「封水世様神事(ふうすいよだめししんじ)」で再び同量の清水が計り入れられ、厳封されます。その後、翌年の世様神事まで本殿東側にある東宝殿の床下に納められます。

「オベロベロ祭」とも呼ばれる踏歌神事

1月11日に行われる「踏歌神事(とうかしんじ)」でも、大幸田神社は神事の舞台となります。
踏歌神事は、舞と歌曲によって大地の精霊を鎮め、除厄と招福を祈る神事です。平安朝の宮中行事の流れを汲むとされ、歌に合わせて卯杖舞(うづえのまい)や扇舞(おうぎのまい)が舞われ、詔文(しょうもん)に合わせて振鼓が振られます。
独特な詔文や振鼓の音から「アラレバシリの神事」「オベロベロ祭」とも呼ばれています。さらに、この振鼓の音色を聞き、その年の豊凶を占う風習も残されています。
踏歌神事は本宮や別宮などでも行われ、大幸田神社では午後1時から執り行われます。宇迦之御魂神を祀る大幸田神社と、豊凶を占う世様神事や踏歌神事との結びつきは、この末社ならではの大きな見どころです。

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