ならずの梅 | 熱田神宮 - 神社ファン

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大関

熱田神宮

あつたじんぐう

愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目1番1号

😞 🙁 😐 🙂 😄

ならずの梅

更新日:2026年9月1日

花は咲いても実を結ばない熱田神宮の古梅

熱田神宮の西楽所の北側には、「ならずの梅」と呼ばれる梅の木があります。
高さは約3m。毎年花を咲かせるにもかかわらず、不思議なことに実を結ばないことから「ならずの梅」と呼ばれるようになりました。薄い紅色の花を咲かせる梅で、例年2月頃になると境内に一足早い春の訪れを告げます。
ならずの梅 案内版

室町時代の古図にも描かれた「ならずの梅」

ならずの梅の歴史は古く、室町時代の熱田神宮境内を伝える「享禄古図」にも描かれています。
熱田神宮には江戸時代に模写された享禄古図が伝わっており、現在のならずの梅がある場所にも梅とみられる木が確認できます。江戸時代後期の『尾張名所図会』でも「不実梅」として取り上げられるなど、古くから熱田神宮の名木として知られていました。
ただし、享禄古図に描かれた梅が、そのまま現在まで生き続けているわけではないようです。江戸時代の記録には、もとの木はすでに枯れ、当時の木も植え継がれた若木であったことが記されています。
そのため、現在の木そのものを樹齢400年以上とするよりも、「ならずの梅」という名木が、木を植え継ぎながら数百年にわたって受け継がれてきたと考えるのがよさそうです。
熱田神宮 尾張名所図会のならずの梅
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江戸時代の俗謡にも歌われた熱田の名物

ならずの梅は、江戸時代には熱田を代表する名物として広く知られていました。
安永・天明年間(1772~1789)頃には、
「ひんやれ、宮の熱田のならずの梅は、花はさけども実はならん」
と俗謡に歌われています。
花を咲かせても実を結ばないという特徴そのものが、当時の人々にも強く印象づけられていたことがわかります。
現在も春になると花を咲かせる、熱田神宮の歴史ある名木です。西楽所のすぐ北側にあるため、西楽所や神楽殿を巡る際には、数百年前の古図や江戸時代の人々も親しんだ「ならずの梅」に注目してみてください。
ならずの梅

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