東八百萬神社・西八百萬神社 | 熱田神宮 - 神社ファン

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大関

熱田神宮

あつたじんぐう

愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目1番1号

😞 🙁 😐 🙂 😄

東八百萬神社・西八百萬神社

更新日:2026年9月1日

東西の八百万の神々を祀る二つの末社

本宮へ向かう正参道の途中、三の鳥居の手前には、参道を挟んで向かい合うように二つの小さな社があります。本宮に向かって右側、東に鎮座するのが「東八百萬神社(ひがしやおよろずじんじゃ)」、左側、西に鎮座するのが「西八百萬神社(にしやおよろずじんじゃ)」です。
いずれも熱田神宮の境内末社です。
東八百萬神社の御祭神は「東国坐八百萬神(とうごくにますやおよろずのかみ)」、西八百萬神社の御祭神は「西国坐八百萬神(さいごくにますやおよろずのかみ)」とされています。
「八百萬(やおよろず)」とは、文字どおり800万柱という意味ではなく、非常に数が多いことを表す言葉です。日本では山や川、海、風、火などの自然をはじめ、人々の生活に関わるさまざまなものに神が宿ると考えられてきました。その無数の神々を総称する言葉が「八百万の神」です。
つまり東八百萬神社と西八百萬神社は、特定の一柱の神を祀る神社ではありません。東八百萬神社では東国に鎮まる八百万の神々、西八百萬神社では西国に鎮まる八百万の神々を祀るという、非常に特徴的な末社です。
東八百萬神社 社殿
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なぜ熱田神宮の東と西に二社ある?

二社は正参道を挟んで東西に分かれて鎮座しています。その配置は御祭神の名称とも対応しており、東八百萬神社には東国の神々、西八百萬神社には西国の神々が祀られています。
熱田神宮宮庁編『熱田神宮略記』にも境内末社として両社が記載され、東八百萬神社の御祭神を東国坐八百萬神、西八百萬神社の御祭神を西国坐八百萬神としています。
一方、現在の熱田神宮公式サイトでは、八剣宮や一之御前神社など一部の摂末社のような詳しい個別解説は掲載されていません。境内で実際に二つの社を見つけ、「何の神社なのだろう」と疑問に思う人も多い場所です。
小さな社ですが、単に由緒不明の末社というわけではなく、古くから熱田神宮の境内末社として東西の八百万の神々を祀ってきた神社です。
西八百萬神社 社殿

二社を参拝すると全国の神々にお参りできる?

東八百萬神社と西八百萬神社については、二社を参拝することで東西、すなわち日本各地の神々にお参りしたことになるともいわれています。
東八百萬神社が東国の八百万の神々、西八百萬神社が西国の八百万の神々を祀ることから生まれた分かりやすい信仰と考えられます。
ただし、現在の熱田神宮公式サイトでは「二社を参拝すれば全国すべての神社を参拝したことになる」といった説明は確認できません。そのため、全国の神社参拝と同じ御利益が正式に授けられるという意味ではなく、東西の八百万の神々を祀る二社をあわせて参拝することで、日本各地の神々へ広く敬意を表すことができる、と考えるのがよいでしょう。

東八百萬神社と西八百萬神社は、社殿こそ小さいものの、東西の八百万の神々を一対で祀るという珍しい特徴があります。本宮へ向かう途中で通り過ぎてしまいやすい場所ですが、二社それぞれに賽銭箱が設けられています。本宮へ参拝する際には、東西の社にも目を向けてお参りしてみてください。

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