有名度
関脇小國神社
おくにじんじゃ
静岡県周智郡森町一宮3956-1
古式十二段舞楽
更新日:2025年7月16日
1300年の伝統を受け継ぐ舞楽
小國神社では、毎年4月18日に近い土曜日と日曜日に、古式十二段舞楽が舞殿にて奉奏されます。
12段の奉納演目
古式十二段舞楽という名のとおり、「連舞」「色香」「蝶の舞」「鳥の舞」「大平楽」「新まっく」「安摩」「二の舞」「陵王」「抜頭」「納蘇利」「獅子」の12段の演目が奉納されます。この12段のうち6段を子供が舞う稚児舞、もう6段が大人の舞う大舞です。まずは、祓いの舞である花の舞(はなのまい)が行われます。これは12段の演目には含まれておらず、舞人以外の伶人また神職が奏楽に合せ舞台を祓い清めます。舞殿の清めが終わると、いよいよ演目が始まります。
1番は連舞(えんぶ)です。一連の舞楽が滞りなく終わる様に舞殿に寄ってくる悪霊を祓う舞で、稚子2人が鉾をとって舞います。
2番は色香(しきこう)です。大人2人が白い面をつけ、ばちを手に持ち曲に合わせてゆるやかに舞います。江戸時代、他の大舞は一般の人が舞っていましたが、この舞だけは神職が舞人を務めたそうです。
3番は蝶の舞です。胡蝶が花で遊ぶさまを稚子4人で表現していると言われています。
4番は鳥の舞です。こちらも蝶の舞と同じく稚子4人で舞います。鳥が飛び、遊ぶ様子を表しているそうです。
5番は太平楽(たいへいらく)です。悪霊を祓い乱世を正すという、めでたい舞です。稚児4人が鉾を持ち勇壮華麗に舞います。
6番は新まっくです。古くは「神麻久」と言い、稚児4人が樺色の布衣を着け笏を持ち舞います。
7番は安摩(あま)です。神さまの舞であり、紙の仮面をつけ笏を持ち舞います。本来は二人舞ですが、小國神社ではひとりで舞うのが特徴です。安摩は全国的にも伝承地が限られた貴重な舞だと言われています。
8番は二の舞です。安摩の番舞であり、安摩が神さまの舞であるのに対し、二の舞は人間の舞になります。神さまの舞をこっけいにまねて舞う翁媼の戯舞が見る人を楽しませてくれます。
9番は陵王(りょうおう)です。鼻がとがり目の鋭い恐ろしい竜頭の面をつけ、一尺余のばちを持って舞います。二の舞とは一転、凛々しく活発な舞です。
10番は抜頭(ばとう)です。稚子がひとりで舞う「一人舞(ひとらまい)」です。途中から大人と子供の舞人が大騒ぎしながら出てくる「座頭の坊」は、子供と大人の争うさまを舞っているそうです。
11番は納蘇利(なっそり)です。9番の陵王と同じく、動きがはっきりした舞です。恐ろしい紺青色の面をつけ、ばちを持ちながら舞います。
最後の12番は獅子です。暴れる獅子を、獅子伏せ役が伏せる舞です。大人3人で華やかに舞います。悪魔を払い、五穀豊穣を祈る祝儀舞です。
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