勅使参道・駒止めの杉 | 小國神社 - 神社ファン

有名度

関脇

小國神社

おくにじんじゃ

静岡県周智郡森町一宮3956-1

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勅使参道・駒止めの杉

更新日:2026年9月22日

かつて勅使が歩んだ参道

拝殿まで続く参道の横には、かつて勅使が通るための専用の参道が存在しました。
現在は木々に囲まれて自然と同化しており、ここに参道があったとは一見しただけでは分からないほどです。また、この勅使参道跡は一般の参拝者が通行することはできません。小國神社にはかつて都からたびたび勅使が遣わされ、その際にこの参道が使われたと伝えられています。
小國神社が現在の場所に鎮座する際にも勅使が遣わされ、社殿が造営されるとともに正一位の神階を授けられたと伝えられています。それ以降、毎年奉幣のために勅使が下向しました。
勅使道杉並木Saigen Jiro (wikipedia CC0)
大宝元年(701)2月18日に勅使が参向した際には十二段の舞楽が奉奏され、これが現在まで伝わる「古式十二段舞楽」の始まりとされています。小國神社の古式十二段舞楽を含む「遠江森町の舞楽」は、昭和57年(1982)に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
現在も4月18日に最も近い日曜日に神幸祭が執り行われ、勅使行列を見ることができます。現在の勅使行列は、古記録をもとに廃絶していた諸役を復興し、鎌倉時代の勅使参向の姿を想定して再現されたものです。
勅使道看板
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勅使が馬をつないだ「駒止めの杉」

勅使参道を進んだ先、二の鳥居付近には「駒止めの杉(こまどめのすぎ)」と呼ばれる大杉があります。
かつて例祭に勅使が遣わされた際、この杉に馬をつないで下馬し、神前へ進んで奉幣したと伝えられています。馬を意味する「駒」をここで止めたことが、駒止めの杉という名前の由来です。
また、この付近は大宝元年(701)に勅使が参向した際、駒から降りた場所とも伝えられています。
駒止めの杉
木の根元付近には「勅使参向歌碑」が建っています。
平成23年(2011)、勅使行列再興50年にあたり、当時の静岡県知事・川勝平太氏が「森町民俗芸能・民俗行事公開大会」で勅使役を務めました。その際に献詠した、

しきしまのやまと想ほゆ森町の
小國神社に勅使出で立つ

という歌が石碑に刻まれています。
境内には駒止めの杉と同じような大木が数多く生い茂っているため、注意していないと見落としてしまいがちです。
木々に埋もれるように残る勅使参道と、その先に立つ駒止めの杉。かつて勅使がこの場所で馬を降り、神前へ向かった歴史を現在の境内でたどることができます。

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