出雲大社と同様の造りの本殿 | 小國神社 - 神社ファン

有名度

関脇

小國神社

おくにじんじゃ

静岡県周智郡森町一宮3956-1

出雲大社と同様の造りの本殿

更新日:2025年7月16日

本殿

小國神社の本殿は、出雲大社の本殿を模して建てられた大変珍しい大社造りの建築物です。
1882年(明治15年)の大火によって焼失した本殿を再建するにあたり、同じご祭神をお祀りする出雲大社より本殿の図面をお借りし造営したと言われています。間口および奥行き3間2尺7寸、高さ4丈3尺で、出雲大社本殿の約半分の大きさです。
高床式構造で建てられている本殿の中央には、心御柱(しんのみはしら)と呼ばれる太い柱が、正面と背面の中央には、棟木まで伸びる宇豆柱(うずばしら)が立っています。部屋の形はほぼ正方形であり「田の字」形となるのが特徴です。宇豆柱があるため正面中央に入口をつくることができず、東側に御扉(みとびら)、階段である木階(きざはし)、階段の屋根である階隠(はしかくし)が設けられています。
興味深いのは神座の位置です。多くの神社では、神座は本殿と同じ向きで鎮座していることが多いのですが、小國神社は出雲大社の神座と同じく西向きで鎮座しています。
屋根は日本に古くから伝わる檜皮葺で葺かれており、側面の破風は懸魚で装飾され、切妻の屋根の上には千木と鰹木が据えられています。
本殿Saigen Jiro (wikipedia CC0)

令和のお屋根替え

小國神社の社殿類は、ヒノキの皮で葺かれた檜皮葺の屋根が特徴です。
檜皮葺の歴史は古く、飛鳥時代に広まり平安時代には最も格式の高い屋根技法として神社建築などに用いられてきました。国外では例を見ない日本特有の技法として2020年にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。
この檜皮葺には定期的な葺き替えが必要であり、小國神社では天皇陛下御即位記念事業の一環として、2020年より社殿類の葺き替え工事が行われています。
本殿については、長年の雨や風、植物などの浸食により、一部が剥がれ落ちた状態でしたが、2021年10月30日に葺き替え作業が完了し、同年11月10日には遷座祭が無事に執り行われました。
遷座祭とは、改修のために仮殿に移動していた大神様を、再びご本殿に遷す祭儀のことで、最も重要な儀式のひとつです。神さまは、新しい本殿に鎮座することにより、ご神威が益々輝くと考えられています。
本殿は境内の奥まった場所に鎮座しており、通常ではその姿を望むことはできませんが、参拝することで御神威にあやかることができるかもしれません。
社殿の屋根

御祭神・ご利益

大己貴命の別名は大国主命(おおくにぬしのみこと)で、出雲大社の御祭神や神話である因幡の白うさぎで知られています。大国主命は少彦名命(すくなひこなのみこと)とともに、国造りのために全国をめぐり、国土開発・殖産・医療の神として崇敬されています。
また、たくさんの女性と子どもを残しており、「縁結び」のご利益が特に有名です。

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