有名度
関脇静岡浅間神社
しずおかせんげんじんじゃ
静岡県葵区宮ヶ崎町102-1
賤機山古墳
更新日:2025年7月12日
有力豪族の墓
賤機山古墳は静岡浅間神社の境内にある横穴式石室古墳です。賎機山の南端、標高約50メートルの場所に造られており、ちょうど大歳御祖神社の本殿裏(北側)に位置します。古墳時代中期から終末期に造られた賤機山古墳群の3号墳であり、1953年に国の史跡に指定されました。
1949年(昭和49年)には、考古学者である後藤守一、斎藤忠両博士により初めて調査が行われ、古墳の形や大きさ、内部の状況などが明らかになりました。

石室は、遺体を埋葬する主室である「玄室」と、通路である「羨道」「前庭」とで構成されており、それらの造りが近畿地方で典型的に見られる大型石室と多くの共通点が見られるそうです。
石室内には刳抜式家形石棺が安置されています。石棺は伊豆産出の凝灰岩を刳り抜いて造られており、箱型の棺の上に家の屋根の形をした蓋が置かれています。その全体の形から家形石棺と呼ばれているそうです。
また石棺の側面には盗掘のための穴があけられており、人骨や副葬品はほとんど残されておらず、金銅製の冠帽の破片やガラス玉などが数点残されていたのみでした。
しかしその一方で、石棺の周囲からは土師器、須恵器、挂甲、馬具、武具、装身具類などの沢山の遺物が発見されました。遺物の年代は幅広く、6世紀後半から7世紀前半へと長期に及び、石室内への埋葬行為は複数回行われた可能性があるそうです。
これらの調査の結果から、賤機山古墳は6世紀代に大和政権と深いかかわりを持った当地方最有力豪族の墓であると考えられています。
1993年から1996年にかけて保存修復工事が行われ、現在は築造当時の姿に復元されています。ご興味のある方は是非訪れてみてください。
この記事を0人の方がいいねといっています
スポンサーリンク
静岡浅間神社の人気記事
-
静岡浅間神社は総称であるこの記事を1人が評価
-
神部神社・浅間神社 本殿この記事を1人が評価
-
御神水この記事を0人が評価
