神部神社・浅間神社 本殿 | 静岡浅間神社 - 神社ファン

有名度

関脇

静岡浅間神社

しずおかせんげんじんじゃ

静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町102-1

神部神社・浅間神社 本殿

更新日:2026年4月9日

格式高き神社

神部神社と浅間神社の本殿は、2棟の社殿を横に並べて相の間でつなぐ比翼三間社流造りという建築方式で建てられています。これは「富士山本宮浅間大社のご分霊をお祀りしている浅間神社は、駿河国総社の神部神社と同等の格式である」という意味が込められているためです。
向かって右側が神部神社の本殿、左側が浅間神社の本殿になります。それぞれの本殿の前には門が設けられており、周りは透塀で囲まれています。
以前の社殿類は、安永と天明に起こった火災により焼失してしまいました。そのため、1804年より60年の歳月と、約10万両の巨額な費用を投じて再建されたそうです。3代将軍徳川家光の時に造営された社殿を参考に再建したと言われており、両本殿に関しては1813年に造営されました。
施された華麗な彫刻類は大変見事で、江戸時代末期の特徴をよく表しています。1971年には国の重要文化財に指定されるなど、大変貴重な建造物だと言えます。
神部神社・浅間神社 本殿

御祭神・ご利益

神部神社に祀られているのが大己貴命(おおなむちのみこと)で 駿河国開拓の祖神とされています。大己貴命は出雲大社の祭神として有名な大国主命のこと。「縁結び」のご利益があります。
2100年前の崇神天皇の時代から鎮座しており、国府(国司が政務を執る施設が置かれた都市)が定められてからは国司崇敬の神社となり、駿河国の総社となりました。
浅間神社に祀られているのが木之花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)。醍醐天皇の勅願により富士山本宮浅間大社より勧請されました。以来冨士新宮として崇敬されてきました。主なご利益は「安産」「子授け」です。
大己貴命・木之花咲耶姫命

本殿を参拝するには

豪華絢爛な装飾が見どころの本殿ですが、実は通常ではその姿を確認することはできません。
拝殿裏から本殿にかけては神域であり、立ち入りができないように柵が設けられています。本殿は境内の限られた場所から望むことができますが、この写真を見て分かるように、木が生い茂っているため本殿をはっきりと確認することが大変難しい状況です。
しかし、本殿に立ち入る方法がないわけではありません。
静岡浅間神社には、所々に境内を案内してくれるボランティアガイドの方がいらっしゃいます。ボランティアガイドの方が一緒なら本殿参拝も可能です。
ただし、神職にお祓いをしていただく必要があるため、初穂料として500円かかりますが、詳しい説明と共に豪華絢爛な彫刻類を間近で鑑賞することができるので大変おすすめです。
神域のため写真撮影はできませんが、先人たちが残した素晴らしい遺産を、しっかりと目と心に焼き付けてください。

神部神社は「彫刻」が見どころスポット

静岡浅間神社の社殿に施された彫刻は、諏訪の名匠である立川和四郎親子三代や弟子一門によるものです。駿府城代の松平忠明より声を掛けられ静岡浅間神社の彫刻に携わり、その功績により立川和四郎は幕府より内匠の号を賜っております。
本殿にも立川流の彫刻がふんだんに施されています。
神部神社本殿の正面扉の上には、「波に兎」が彫刻されています。これは神部神社の主祭神である大己貴命(大国主命)は、兎を神の使いとしているためです。大己貴命と兎の関係は、日本神話の「因幡の白兎」でも知られているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
また、蟇股には仙人の彫刻が施されており、こちらも見どころのひとつです。中央の彫刻には、鶴に乗った仙人が描かれています。その仙人は戸籍を管理しており、長寿を表しているそうです。
右側の彫刻には、カエルを手に乗せた仙人が描かれており、こちらも長寿の象徴であると言われています。
左側の彫刻には、玄武に乗った仙人が描かれています。玄武は三千年に一度甲羅から顔を出すと言われており、その仙人は「玄武の顔を5回見たことがある」と主張しているそうです。つまり1万5千年以上生きており、こちらも長寿の象徴だと言われています。
彫刻ひとつひとつに色々な意味と物語が込められており、大変面白い見どころとなっております。

浅間神社の本殿からは富士山が望める

浅間神社の本殿に施されている素晴らしい彫刻も見どころのひとつですが、浅間神社の本殿からしか見ることができない景色にも注目していただきたいです。実は浅間神社の本殿からは、富士山が見えるようになっています。
少しずつずらして社殿が建てられており、富士山をご神体とする浅間神社の本殿の正面からのみ、富士山が見えるように緻密に計算されて本殿が建てられているそうです。
運がいいとはっきりと富士山が見えます。
ぜひこちらも見ていただきたいおすすめスポットのひとつです。
ちなみに、天候に関わらずいつでも富士山を眺めることができるようにと、目の前にそびえる大拝殿は富士山に見立てて建てられているそうです。
富士山を模した大拝殿

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