叶え馬 | 静岡浅間神社 - 神社ファン

有名度

関脇

静岡浅間神社

しずおかせんげんじんじゃ

静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町102-1

叶え馬

更新日:2025年7月12日

不思議な伝説をもつ神馬

神部神社・浅間神社の総門をくぐった右手側には、神厩舎が建てられており、中には白い馬が安置されています。3代将軍家光公が彫刻職人である左甚五郎に作らせたという木彫りの馬で、徳川家康公が静岡浅間神社に奉納した馬を模倣したものです。この神馬に祈れば何でも願い事が叶うことから「叶え馬」と呼ばれております。
叶え馬
この神馬には不思議な伝説が残っています。昔、静岡浅間神社には二頭の神馬が安置されていました。1773年に起こった駿府大火の際に、その二頭の神馬は御穗神社(三保明神)に逃げてしまったそうです。火事がおさまると一頭は浅間神社に帰ってきましたが、もう一頭はそのまま御穗神社にとどまったと言われています。
この話は、浅間神社の七不思議のひとつにも数えられており、また静岡県の新民謡「ちゃっきり節」でも歌われています。

神馬が逃げた先の御穗神社

もう一頭の神馬が安置されている御穗神社は、静岡浅間神社から車で約40分の場所に鎮座しています。静岡浅間神社と同じく、何でも叶う「叶え馬」と呼ばれており、多くの参拝者から親しまれています。
また、御穗神社から歩いて10分程度のところに、世界文化遺産「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産である三保松原が存在します。大海原から望む富士山は大変絶景で、古くから和歌の題材や謡曲の舞台にもなっています。ご興味のある方はそちらにも足を延ばしてみるのもおすすめです。
御穗神社Saigen Jiro (Wikipedia CC0)

伝説的な彫刻職人「左甚五郎」

神馬を作成した左甚五郎は、安土桃山時代から江戸時代後期までの300年間活躍したとされる伝説的な彫刻職人です。
存在さえ疑われている人物ですが、日光東照宮の「眠り猫」や、京都祇園祭の「鯉山の鯉」をはじめ、左甚五郎が作ったとされる作品は全国各地に多く残されています。
その為、左甚五郎とは実在した彫刻師ではなく、優れた腕を持つ彫刻師たちの代名詞という説もあります。
一方、実在の人物として記述している文献も見られ「他人の作品に甚五郎の名前を付けられるほど、名の知れた彫刻師だった」という説もあるそうです。
謎が多い左甚五郎ですが、実在した人物であれば、彼が残したとされる作品のどれかは本物だと思われます。そのことを踏まえながら叶え馬を見るのも面白いかもしれません。
左甚五郎の浮世絵歌川国芳(Wikipedia パブリック・ドメイン)

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