有名度
大関諏訪大社 下社春宮
すわたいしゃ しもしゃはるみや
長野県下諏訪町193
万治の石仏
更新日:2025年7月7日
デザインが独特な石仏
春宮近くを流れる砥川のそば、周囲を田んぼで囲まれた場所に万治の石仏と呼ばれる石仏が鎮座しています。巨大な自然石の上に小さな頭が乗っているという、大変アンバランスなデザインが特徴の石仏であり、芸術家である岡本太郎氏が「世界中歩いているがこんな面白いもの見たことがない」と大絶賛したという話も残されています。
実はこの万治の石仏には興味深い伝説が残されています。
1657年、諏訪高島藩主である諏訪忠晴が、諏訪大社下社春宮に石の鳥居を寄進しようと考えました。その仕事を命じられた石工が、この地にあった大きな石にノミを入れたところ、なんと石から血が流れだしたそうです。その事に大変驚いた石工は、鳥居造りを中断しました。その日の夜、石工の夢枕に「茅野市の上原山に良い石材がある」とのお告げが下り、実際にそこで良い石材を見つけ、無事に鳥居を完成させることができたそうです。石工は、この不思議な石に阿弥陀如来仏を刻み、万治の石仏を建立し、お祀りしたと伝えられています。ちなみにこの時のノミの跡は現在も残っているそうなので探してみてください。

お参り方法について
万治の石仏は、その名のとおり「万(よろず)のことが治(なおる)」と言われており、物事をばんじ(万治)まるく治めて願いを聞いてくれる石仏として人々から篤く信仰されてきました。また参拝も独自の作法があるので、ご紹介させていただきます。まずは石仏の正面で一礼し、手を合わせながら「よろずおさまりますように」と心で念じます。その後、心の中で願い事を思い浮かべながら石仏の周りを時計回りで3周し、最後に正面にもどり「よろずおさめました」と唱えてから一礼するのが参拝の流れです。

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