高妻山神鏡碑 | 戸隠神社 奥社 - 神社ファン

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高妻山神鏡碑

更新日:2025年7月5日

かつての登山道「大澤通り」の入口

随神門の手前、参道の右側には高妻山神鏡碑が立っています。この場所には、かつて修験者の登山道「大澤通り」の入口があったそうです。どのようなルートを辿っていたのか詳細は不明ですが、戸隠連峰の最高峰である、標高2353メートルの高妻山付近を通っていたと考えられています。
高妻山神鏡碑
この石碑には「高妻山神鏡 大澤講々長武津信 大澤通苅分」と書かれています。1865年に仏心という名の修行僧が、草木を刈って道を作りあげたのだそうです。草木が生い茂る中、道を切り開くのは大変な作業だったことでしょう。高妻山神鏡碑は、その「大澤通苅分」を成し遂げた記念碑だと言われています。

高妻山頂上の神鏡

大澤通苅分を成し遂げた仏心ですが、3年前の1862年には高妻山に入峯して神鏡を安置しています。高さ2メートル、直径63センチ、重さ40キロと思われる大きな青銅の鏡であり、現在も高妻山の頂上で確認することができます。
高妻山頂上の神鏡Koda6029 (Wikipedia CC 表示-継承 4.0)
高妻山は日本百名山のひとつにも数えられている山です。ピラミッドのような形をしているその姿から戸隠富士とも呼ばれています。登山には往復9 時間前後かかるといわれており、日本百名山の中でも長い行程の山なのだそうです。アップダウンのある苦しい行程があり、また鎖場もあることから初心者や体力に自信がない方には厳しい山であると言えます。現在のように便利な機械もない時代、人の力のみを使い山頂に巨大な神鏡を安置するのは本当に大変だったことでしょう。当時の戸隠信仰を忍ぶことのできる、大変貴重な遺物です。

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