有名度
大関戸隠神社 奥社
とがくしじんじゃ おくしゃ
長野県長野市戸隠3690
奥社 本殿
更新日:2026年10月12日
戸隠神社の御本社
奥社入口にある大鳥居から約2kmにおよぶ参道を進んだ先に、戸隠神社の御本社である奥社本殿が鎮座しています。標高約1,350mの山中に位置し、背後には戸隠山の険しい岩壁が迫ります。長い参道を歩いた最奥部に社殿が現れ、そのすぐ隣には戸隠信仰の地主神をまつる九頭龍社が鎮座しています。

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御祭神・ご利益
御祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)です。日本神話の「天岩戸開き」で活躍する神で、天照大神が天岩戸にお隠れになった際、岩戸を無双の神力で開いたと伝えられています。戸隠には、この天岩戸開きと結びついた独自の伝説があります。天手力雄命が開いた天岩戸を投げ飛ばしたところ、岩戸がこの地まで飛来して山となり、「戸隠山」と呼ばれるようになったというものです。戸隠神社五社には天岩戸開きに関係する神々がまつられており、そのなかでも天手力雄命をまつる奥社は戸隠神社の御本社とされています。
奥社では、天手力雄命の強大な力にちなみ、スポーツ必勝や勝負運の信仰を集めています。そのほか、開運・心願成就・五穀豊熟などのご神徳があるとされています。
奥社授与所では天手力雄命の「力」にちなんだ「勝守」も授与されており、スポーツや勝負事、新しいことに挑戦する際のお守りとして信仰されています。

戸隠三十三窟
戸隠山周辺には「戸隠三十三窟」と呼ばれる岩窟群があり、かつて戸隠山で修行した修験者たちの行場となっていました。戸隠は古くから山岳信仰の地であり、神仏習合の時代には戸隠山顕光寺として発展しました。山中に点在する岩窟も、こうした戸隠信仰を形成した重要な場所です。三十三窟の中心となるのが、奥社本殿内部にある第1窟「本窟(宝窟)」です。現在の奥社本殿は、この岩窟を覆うように建てられています。本窟は奥社信仰の中心となる場所ですが、一般には公開されておらず、参拝者が内部を見ることはできません。
隣接する九頭龍社には、第24窟「龍窟」があります。九頭龍社の社殿奥から延びる廊下の先が龍窟へとつながっており、戸隠信仰の地主神である九頭龍大神と深く結びついた場所です。戸隠山を開山したと伝えられる学問行者がこの地で修行した際、九頭一尾の龍が現れ、岩窟へ籠ったという伝承も残されています。

現在の奥社本殿だけを見ていると鉄筋コンクリート造の比較的新しい社殿ですが、その内部や背後には戸隠三十三窟の中心となる岩窟が存在します。戸隠三十三窟は、奥社が戸隠山そのものを信仰の対象としてきた山岳信仰と修験の歴史を現在に伝える重要な場所です。
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