有名度
大関箱根神社
はこねじんじゃ
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
万巻上人奥津城/歴代別当奥津城・殉国学徒慰霊碑
更新日:2026年8月27日
箱根権現中興の祖・万巻上人の奥津城
北参道入口の脇には、箱根権現中興の祖とされる万巻上人と、歴代別当の奥津城(おくつき=墓)があります。万巻上人は奈良時代に箱根山へ入り、箱根権現を開いたと伝えられる箱根神社ゆかりの僧です。当時の箱根山は険しい山岳信仰の霊場であり、万巻上人は箱根大神を祀り、神仏習合による箱根権現信仰の基礎を築いたとされています。その後、箱根権現は多くの修験者や武将から信仰を集める霊場へと発展しました。

毎月24日の午前9時から「万巻上人奥津城・歴代別当奥津城月次祭」が行われ、一般の参拝者も参列できます。祭典後には歴代別当奥津城へ参拝します。また、10月24日は万巻上人の祥月命日にあたり、「万巻上人祥月命日祭」が斎行されます。
親鸞聖人慈悲の像が立つ殉国学徒慰霊碑
境内には、親鸞聖人の姿をかたどった「殉国学徒慰霊碑」があります。1964(昭和39)年に建立されたもので、第二次世界大戦で犠牲となった学徒を慰霊する場所となっています。浄土真宗の開祖・親鸞聖人は1234(文暦元)年、京都へ帰る途中に箱根を越え、箱根神社へ参拝したと伝えられています。その際、自ら刻んだ像を奉納したという伝承が残り、かつて箱根山中には親鸞堂もありました。こうした箱根と親鸞聖人との縁から、慰霊碑には「親鸞聖人慈悲の像」が安置されています。
現在も8月2日には「殉国学徒慰霊祭」が斎行されています。神道の神社でありながら、境内に仏教の祖師である親鸞聖人の像が立ち、慰霊の祈りが受け継がれているのも、この場所の特徴です。
万巻上人や歴代別当の奥津城とあわせて見ると、箱根神社がかつて箱根権現と呼ばれ、長い年月にわたって神道と仏教が交わる信仰の地であったことを感じられます。
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